海の見えるホール

本格的に準備をはじめたのは2ヶ月前というちょっと差し迫った日程の中 金子みすゞを愛する方たちの層の厚さと 湘南みすゞ会の中心になっておられる二人、 その方たちの豊かな人脈や 合唱団の方達の熱意で 昨日、無事本番の幕を閉じました。 お天気にも恵まれ ステージの背景は時間と共に影と光の織り成す天然の照明と 生きている動画を提供してくれて 最高のステージ環境です。


まさに金子みすゞさんのイメージにぴったりのホールで 感動の合唱団ステージデビューでした。 落ち着いた一言一言を大切に、しっかり金子みすゞさんの詩の内容を把握された朗読、 的確な間のとり方! この素敵な朗読の導入に誘われて  私達は、詩の内容を心にイメージしつつ 心を落ち着けて 歌に臨みましたが・・・緊張してしまうのですよぉ〜! 


矢崎先生も あらゆる年代層の方、誰にでも通じる ちょっと私達が見過ごしている一こまを ユーモアを交えて具体例としてあげ それをみすゞさんの詩と結びつけて心に響くお話をされました。  特に、中高生や若いお母さん方に是非聞いていただきたいなと想った素晴らしい内容でした。  

第2部のモンゴルの歌と古箏の演奏。 第1部とは叉趣向が変わって 鮮やかな民族衣装を纏った異国情緒たっぷり。 私達が余り鑑賞する機会が無い企画なので 皆さんに喜んでいただけたのではないかと思います。  


パワフルな歌と トレモロをかけたような柔らかな古箏の音色が 丁度バックステージの海の波動が音色に化身したかのようなゆったりとした流れのようだったり モンゴルの大草原をリズミカルに走る馬のようだったり自由自在。  


日本の季節感溢れる秋の童謡アレンジも この楽器にぴったり。 日本のアレンジとはちょっと違った雰囲気でしたが 情感溢れる気持ちを表わす共通点はしっとりと美しく。 この古箏奏者の技術はすごい! さすが 青少年の部優秀賞を受賞された方です。


 月に2度1時間半の練習で 初めての舞台。 皆、緊張しつつも 活き活きしていたと先生のコメント。 練習どおりにはいかないと言う経験もしましたが 皆、女学生のように控え室で楽しそう。 私は 何となく無意識のうちに 母が歩んできた道を自ずと歩んでいる自分に母を重ね合わせていました。  母の留め金がちょっと寂びた真珠のイヤリングつけて歌いました。


モンゴルの方が歌われたアンコール曲 「ふるさと」、 会場の方が一緒に歌われ 輪唱になったり 合唱になったりと感動的なラストでした。 色々不慣れで反省点も多々あり ご迷惑をおかけした点もある事とお詫び申し上げます。 反省点を今後の企画の改善とすべく 本日、3人でそれぞれの観点から反省点を挙げ、記録しておきました。 沢山の方たちに お運びいただいて 温かいご支援を本当に有難うございました。 そして、この企画のお手伝いをさせていただく機会をいただき こちらにも感謝申し上げます。