[クルーズ] 続パナマ運河

いつものように 寄港地や観光名所、ハイライトなど 事前講座があり 説明を受け、予備知識を持っているとポイントが捉えられ さらに興味が湧いて来ます。

大西洋と太平洋をつなぎ、アメリカ大陸とパナマ地峡の最も狭いところ、180キロメートルを11時間あまりかけて通行、スエズ運河通航とともに このクルーズ旅行のハイライトです。

26メートル差の水位調整のため 閘門の開閉による水のエレベーターのようなもので 水位を3段階分けて ダムでせき止めた人造湖ガツン湖の水位27メートルまであげ、太平洋に出るときには 逆に下げます。水の注入、排出など、デッキから水位を確認できたこと、そしてこの狭いところをギリギリ進んでいくこと、全て驚愕、感動です。

反対レーンには中国の船舶が通航していました。中央では 船舶を引っ張る機関車、これは日本の技術が貢献しているそうです。船のエンジンではなくこの機関車によって出口の閘門まで誘導されていくので 速度、傾斜全て超越な技量を要するでしょう。

両岸から船舶を引っ張る機関車、デッキから写した画像ですが 本当にすれすれ。バランスをとりつつ、ワイアーの均等の力で閘門入り口から出口まで、それと同時に 次の段階の水位も同じレベルまで調整されているというタイミング、百聞は一見にしかず、まさに実感しました。
こちらは、ガッツン湖から水位を下げて 太平洋に向かうところ。水位調整のためパイプを通して水が放出されます。新システムでは そのうち60パーセントの水は再利用されるそうです。ますます進化していきますね。