息子は、普段ご無沙汰も甚だしく、電話がある時は大体が頼み事。しかし、以前にも書いたのですが 時折、全ての無礼を帳消しにしてしまうような、ビックリするような親孝行をしてくれる。
この日、私は昼の部、夜の部(夜はマッスルも一緒)とオペラ鑑賞のチケット手配をお願いしておいたのですが 何と、どちらも招待してくれたのです。そしてそれも飛び切り良い席で!ボックスシートもすごく良い場所!
Mimi役は Krassimira Groissbock Rodolfoは Joseph Calleja。聴いた事のないオペラ歌手でしたが 久しぶりに聴き入りました。因みにかの熱い情感溢れるLuciano Pavarottiの「冷たい手を」は こちらで聴けます。YouTube
Mets(METが正しいと息子コメント)は 広く、ヨーロッパの小さな劇場で鑑賞するオペラとは 又違った感じがします。昼間は特に観光客も沢山で オペラ鑑賞に余り慣れてない聴衆も目だちます。また、小さな子供さん達も沢山鑑賞していて幼い頃からこうした環境に恵まれているなんて素晴らしいですね。
内容は ご存知のように女性向きで悲劇です。大きな舞台がより大きく広く、奥行きのあるようにみえる演出がなされています。雪のシーンではちらつく粉雪、透明感のある凍えそうな外気と ぼぉ〜っとにじむような 室内から滲み出す橙色の温かさ、色彩、光陰の効果を最大限に活かした ため息の出るような美しいセッティングでした。
インターミッションでは ホールにでて 会話する人達、カクテルを飲む人達で賑わいます。12時半から3時半までの公演。インターミッションが2度。ボックスシート、席に戻るときは いつも鍵を開けてもらわないとは入れません。夜の部のオペラは8時からですが 5時半に息子夫婦、マッスルとレストランで待ち合わせ夕食。マッスルは,同日にオペラ2つはきついと、昼はブルックリン橋を歩いて渡りたいと息子と途中まで一緒に出かけました。明日に続きます。