[ル・アーブル] モンサンミッシェル

ノルマンディ上陸作戦により 壊滅的な被害を受けたル・アーブルの街は 20世紀の建築家、オーギュスト・ベレの革新的なコンクリート建築によって再建、街全体が世界遺産に登録されています。

入港後、モンサンミッシェルに向けてのツアー、バスで3時間。それに350段の階段プラス見学中も階段上り下り。。。。でも、今までで一番満足度の高いツアーでした。フランス在住の日本人ガイドさん、楽しくわかりやすいガイド、博識で素晴らしかった!

車窓から、広がる田園風景は緑豊か、草を食む牛や羊の群れ、果てしなく続く野菜畑、北フランスののどかな農業地帯 この国の食料自給率120パーセントの一端を担っているのだろう。 
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司教オベールが 夢の中で大天使ミカエル(サン、ミカエル)に この山(モン)に聖堂を築くようにと、夢の中で指令を2度も受け他にも関わらず 行動に移さなかった。

3度目同じ夢 頭に閃光が走ったかのような感覚を受け、翌朝、実際頭に穴が空いていたことから、お告げを信じて崖の上に聖堂を作り、モン、サンミシェル命名されたそうです。頭に衝撃を受けたと言われる画像。

多くの巡礼者や見学者で ボコボコになった300段あまりの階段を 息を切らせつつ登って やっと、聖堂入り口に到達。

落雷による火災、英国の襲撃など幾多の災害を受け 修復を繰り返しつつ今尚、当時の神秘的な様相を残している聖堂には 宗派を問わず感動させられる。

100年戦争の折には、英仏海峡に浮かぶ要塞として、フランス革命の折には、修道院は廃止され、監獄として延べ1万4千人が収監されたそうだ。

その後、文豪たちの切望で修道院としての機能を復活させ、カトリックの聖地として 巡礼者や見学者がひっきりなしに訪れている。

サン・マロン湾は潮の干満の差が最も激しいところで 満ち引きは15メートル以上にもなるそうだ。今では地続きの道路ができ、干満に関係なく 島には渡れるそうですが 大潮の時には、海に浮かんでいるように見えるそうです。

聖堂も素晴らしいけれど、私は 自然の織りなす干潟の文様にも 感動しました。大自然のアートです!

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色々なエピソード、名物のスフレオムレツ画像など また航海日に更新します。これから足腰をほぐさないと・・・
モン・サン・ミシェルへのシャトルバス停近くでランチ、ちょうど、マラソン大会ゴール地点で シャトルバスの運行はなしと言われていましたが 運行していて大助かりでした。

このオムレスは卵を3倍ほどになるまで泡だて、たっぷりバターを使用したもの。巡礼者たちに、素早く栄養のある温かいものをサーブしたいと考案されたものらしい。その伝統のオムレツが この地の名物。

私たちのランチには 前菜としてサーブされましたが これだけでもたっぷりな量。メインの豚肉料理は ほとんど手つかずの満腹度でした。卵に添えてあった 野菜に力があり、こちらはもっと欲しかったな〜!パンも、さすが世界の小麦の生産率20パーセントの国、美味しかったです。

明日は、英国のサザンプトンに入港。オリエントエクスプレスの姉妹列車で ロンドンまで。車中、アフタヌーンティードレスコードがあります。英国らしく きちんとした身なりをということです。ロンドン市内は バス観光予定です。