メープル街道その3

 メープル街道とは そもそも日本の旅行会社によって キャッチフレーズとして名づけられたもの。  こちらの人に「メープル街道に行ってきます」と言っても 「何処?」  


紅葉の美しい 20号線、40号線、そしてHeritage Hwy(歴史街道)の138号線が いわゆるメープル街道と旅行会社で呼ばれているものです。


東西は偶数で 南北は奇数で表示されていて分かりやすいとのこと。  遡って語源を知ると、一寸したきっかけや 先住民による言葉から影響を受けたりしていて興味深い。  かえでは 蛙の手の形に似ているので 蛙の手ー蛙手ーかえで と、 日本では定着。  


この地名、ケベックは 先住民が彼等の言語で 「川幅(セントローレンス川の狭まったところ」(ケベック)と、呼んでいた地名。  又カナダは 「ここは何ですか?」と 入植者が聞いた時 先住民が 「村(カナダ)です」と答えたその言葉が 国名になったと聞きました。  


この旅行のドライバーは女性。  はつらつとしていて元気。  それに明るい。  私達が見学している間は 寸暇を惜しんで編み物をしている。  2泊3日のドライブ1050キロを一人で担当。  運転の荒さで知られるモントリオール。  彼女のスピードも例外ではありません。  

湖畔のロッジ
朝のフルーツは大歓迎
落差ではナイアガラに優る83メートル。  1秒間に35000リットルの水量が落ちると言われるモンモラシーの滝。  ケーブルカーに乗車し 滝を上からも下からも眺めるのですが 何処から見ても自然のなせる技に畏敬の念を抱きます。  


好天ならば 光の屈折で虹の橋が滝にみえるそうですが この日は残念でした。

サンタンヌ渓谷と滝
サンタンヌ教会
この教会は カトリック3代巡礼地の一つ。  お参りをして足の病が消えたという方が大勢不要になった松葉杖や杖をお礼参りして奉納されている。  内部の装飾はステンドグラス、彫刻など非常に荘厳なもの 毎年150万人の巡礼者が訪れるという。  私も 膝がよくなりますようにとお祈りしましたが... 明日は、ケベック市内について更新します。 もう少し世俗的です。