カナダの先住民

バンクーバーの空港に到着すると ちょっとここは何処の国?って戸惑いそうな雰囲気を感じます。 アーティスティックで、色彩豊かなタピストリー、ウッドカービングや石を掘った彫刻、トーテンポール等民族色豊です。

バンクーバーの先住民はFirst Nationと呼ばれていて 街のあちこちに彼等の存在を感じるオブジェに出会います。何処の国においても,先住民との争い、そして迫害を受けた先住民のストーリーを耳にします。カナダはどうなのでしょう?聞くところによれば、アメリカと違うのは カナダは常に対話を重視し、共存という道を選んできたということです。

そして。First Nationを尊敬し、空港にその象徴を飾ったり、来年2月にこの地で開催される冬期オリンピックのマスコットとしても矢張りFirst Nationの守り神とされているサンダーバード(空の神)オオカミ(陸の神)シャチ(海の神)が選ばれています。

非常に想像力豊かな芸術活動を続けてきた先住民の根底にあるものは 自然に対する畏敬の念そして自然との関わりを通して生活を楽しむこと。今日の環境に優しいバンクーバーは建国の父であるFirst Nationの教えが活かされているからだろう。