午前8時15分

64年前のこの日は、広島に原爆が投下された日。この所のテレビでも、様々な視点から原爆の被害の大きさが想像を絶するものであることが放映されている。 爆心地から離れていても 黒い雨を吸い込んだ土壌の作物や井戸水にはプルトニュ―ムが含有。それが体内に入ると染色体を傷つけ、発癌性があり、極めて毒性が高く、今、尚、原爆の後遺症に辛い日々を送っておられる方が多い。
 本日、麻生首相原爆症訴訟、原告全員救済に署名され、訴訟終結となった。 原爆症認定を待っておられる方も沢山いらっしゃるとのこと。その方達の救済も今後の課題。国が19連敗とこれまでの状況下、遅すぎたのではないかと思えるが とにかく一歩前進したことは素直に喜びたい。

小学校の頃に学校から見に行った映画、タイトルは「広島」だったかな? 所々、鮮烈に記憶に残っている。今の、小学生達は原爆の映画を見ることがあるのだろうか?と、ふと、思った。 学校から連れて行ってもらった映画は 後日、ホームルームだったか道徳の時間だったかに デイスカッションのトッピックになり、ぼんやり観賞というわけにいかない。

アメリカでは、原爆投下により、戦争を終結することが出来たと信じている人たちが多い。しかしながら、広島に来てその惨さに、それは間違いだったと考えるようになったと言う人も多い。あの911テロ以来、受け止め方の変化もでてきていると聞く。核廃絶に至る道、前進していると切に願う。