蝉の羽化

昨夜のこと、夜中に、裏口の雨戸を閉めようとしたマッスルが 大発見したかのような顔で 「羽化、羽化!」と、カメラを取りにバタバタ2階へ。 とにかく、この人は、鳥、蝉、蝶、カブト虫が大好き。中でも、蝉は子供時代の思い出につながるらしく、箱根を境界線として 関西の蝉、関東の蝉と 品種分布図が変わると力説。
関西にはクマゼミ、関東には きれいなミンミンゼミっと、独断なのか?正論なのか? しからば、小田原は?と、聞くに、関西系のクマゼミらしい。


何はともあれ 羽化の瞬間は見逃したものの 今年は、画像にもおさまったし、良かったね。(その画像拝借しま〜す。)そうでなければ、昨年のように、蚊の大群に猛攻撃受けぬよう 頬かむりして夜中に庭に出て、その時を待つんだものね。(昨年の頬かむり姿)

空蝉(うつせみ)は、庭のあちこちで見られる。7〜17年も土の中にいて、漸く羽化の準備が整うと、夕刻、地上に出てくる。 羽化の時は、全く無防備なので 攻撃をされないように暗くなるまで待つ。そして、暗い夜に羽の準備を整え、明るくなると、敵の襲撃を回避する為に飛翔する。

以前にも書いたと思うが、蝉は熱帯性の生物。 寒いヨーロッパにはいないようである。
しかし、温暖化に伴い、今年は蝉のなく時期が2週間早かったとか・・・今まで生息しなかったような寒い地域でも、見られるようになっているかもしれない。

これからしばらくは 電話の音も聞こえないくらいの蝉の大合唱。 その歌唱力は セミプロで〜す!