コーヒーを味わう

しばらくアメリカでのトピックが続きましたが 今は,バンクーバーに戻り 隣国とは言え、又違ったカルチャーを楽しんでいます。アメリカとカナダの国境での入国手続きは簡単です。 最も、911テロ以来、厳しさは加わりましたが・・・

陸続きとは言え 受ける印象は違います。カナダはゆったりとしていて 余り欲がないし、面倒なことは何となく簡素化してシンプルに処理しているような印象を受けます。 又、後日の課題でとりあげます。

もう一つ違ゥなぁ〜と感じるのは コーヒーの味。 バンクーバーでは 美味しいコーヒーが飲めるし、喫茶店があります。ソファーにゆったり座り,陶器のカップに入った美味しいコーヒー(使い捨てのカップではありません)を飲みながら 読書をしている人、会話を楽しんでいる人達の光景があちこちで見受けられます。

アメリカのコーヒーはうすくて 殆どコーヒーの味がしないのは どうしてでしよう? 聞いた話ですが それは、イギリスからの独立戦争にまで遡るそうです。 いわゆるボストン紅茶事件。 高い関税をかけられた本国イギリスからの紅茶不買運動を発端とする独立戦争。 さて、紅茶が手に入らなくなり 困った移住者達は のどの渇きを潤すために コーヒーを紅茶に似せた色まで薄めて飲んだのが定着してしまったというわけです。

シアトルに本店を持つスターバックスは今、世界に広まり,美味しいコーヒーと飲まれています。 これはアメリカのコーヒーではないか? まさにその通り。 ヨーロッパに旅したあるアメリカ人が 旅行先での薫り高い濃いコーヒーのおいしさに魅せられて シアトルで小さなコーヒーショップを始め これが大ブレークしたとのお話でした。

画像のコーヒーは 近くのショッピング通りにあるチェーン店のコーヒー屋さんのカフェラテ。2ドル。たっぷり入っていて,今、円高なので160円くらい。

コーヒーにまつわるジョークをひとつ。 飛行機の中、飲み物を何かいかがですか?と、スチュワーデス。 ’domesticcoffee,please.'と、ある乗客。 さて、どんなコーヒーでしょうか?  (国内コーヒー。つまり濃くないコーヒーです)