御感の藤

桜の季節が過ぎ 小田原城址公園の藤の季節が巡ってきました。  長年住んでいる私達は 昔のもっと元気な藤棚が印象深く どうしても比較してしまいます。  


この藤も樹齢200年、無理もありません。  樹木医の診断や土壌改良などを施し、また、ライトアップもやめているという事です。  樹木もアンチエイジングです。

この藤が 御感の藤とよばれているのは 大正天皇が皇太子の頃、この藤を見て 大変感銘を受けられたということからだそうです。  (御感とは ほめる事の尊敬語)花房1メートルもあるので やせ細ってきたとは言え まだまだ見事です。


今年は、源氏物語千年紀。  藤壷初め、桐壺、若紫など 紫の花が話題になりそうな年です。  は 高貴な色で昔は高い位の人だけに許された色。  中国でも 紫禁城がありますが 一般の人たちには紫色を禁じられていたようです。

藤の花の可憐さとは対照的な太い幹、そして何処までも手を伸ばし 障害物あらば巻き付いて 制覇していく獰猛な蔓、この対比が面白いと思います。


明日より、お祭りの当番や来客などでちょっと落ち着けませんので 連休終るまでブログ更新お休みいたします。  皆様良いゴールデンウイークをお過ごしください。