身体の歪み

本日、自力整体教室で気がついた事があります。  整体し体の歪みを調整しているはずなのに 逆に、その歪みを大きく感じるようになりました。  右股関節から右の腰にかけてのツッパリ感、堅さが顕著。 左でできる事が 右では出来ないという差が大きくでてきて ちょっと納得がいきません。


先生にお聞きしてみると 先生も私のこの様子に気づいておられて 「この段階にきましたね」とのこと。  私にすれば???・・・です。  分かりやすい例を挙げて説明してくださったので 覚書として書いておきましょう。


「掃除をしていて きれいにしたために 隠れていたしみが表面に出てきたと思えばいいですよ。  柔らかいほぐれやすい所が まずほぐれて 奥の奥にあったつっぱりや滞っていたところが 段々表にでてきて 一時的にその症状が強く出る段階があります」とのこと。  右股関節のゆがみは 多くの場合 左の肩関節とつながっているようで 私も例外なく 左の肩から肩甲骨にかけての不快感が絶えずありました。(今は随分楽です)


長年の生活習慣から招いた歪みは 瞬時に調整は出来ないでしょう。  英語の発音でも ピアノの弾きかたにしても 間違って覚えてしまえば 先ず、元に戻して(unlearn) それから又学ぶ(learn)という時間が必要です。


手の中指を ゆっくり深呼吸をしながらそらせると 頚椎がやわらかくなり 首をそらせて見ると 随分後ろの方まで視界が広がります。  一筆書きのように 体内を巡る経絡の不思議を 体読しているように思います。


花屋さんで 色鮮やかな菜の花をみつけました。  一本105円、申し訳ないくらいのお値段です。  部屋がぱぁ〜っと明るくなりました。  昔、読んだ司馬遼太郎著 「菜の花の沖」、 思い出しました。 「悲しいとき、しんどいとき、わしは心の中に、 菜の花を思い浮かべて、耐え忍んだんや。 菜の花はわしのふるさとや」 たくましい男性のイメージと言えば 私にはこの物語の主人公である高田屋嘉兵衛がでてきます。