一軒家のギャラリー

 へまをしたお陰で あっと驚くような場所に巡りあえた。  まさに怪我の功名。  


先週の事。  ジパング会員の更新手帳が届き 間違いなく新しい手帳を持って チケット予約に行ったはいいのだが 古い手帳からIDカードを更新した手帳に入れかえるの忘れてしまった。  「IDカード差し替えるの忘れたけど ダメ?」「運転免許書じゃだめ?」っとお願いすれど JRさん、「お願いされてもダメです!」 


又出直すことにしたものの すんなり帰るのもしゃくなので めったに行かない小田原駅西口方面にでた。  駅から2〜3分ほどのところ、 少し奥まった一軒やで だんきょうこさんの書の展示があるという。  本当?  大河ドラマ功名が辻のタイトル文字の書家のだんきょうこさん?  こんなにひっそりと?  


門をくぐって 庭先の奥に扉があるが開いている様子もない。  閉っているのかな?と、もう一度門の外に出て看板を見る。  そうこうしているうちに 中から出てこられた方、「どうぞお入りください」  だぁれもいない 静かな日本家屋。  かけじく、色紙などの展示。  山頭火の歌も数点。  


イメージを書で表現されていて 書を見ていると その光景が心にふんわりと膨らむ。  表装が全て着物の生地を使っておられて これまた趣きあり。  流れるような迷いのない筆致。  100万円を超えるプライスのものが 何気なく飾ってあるのです。  それも日常の生活空間の中で。  


その他 陶器やお抹茶椀なども すぐ手にとって見れるようにならんでいる。  余りの美しい黒い天目茶碗(?)、優しいフォルムについ手にとってしまって値を見ると 27万円だの30万円だの・・・驚いて瞬時に手を離さなくて良かった!  もともとは 住居だったところ、 空いているので 解放して 何かのお役に立てばということで始められたギャラリーのようで 近くにいながら 今まで知らなかったのが残念。  しかも入館料無料でした。


会合などの集まりにも使えるそうで 駅から2分という便利さなのに 静寂なゆったりとした日本家屋にてコミュニケーションの場をもてるのは幸せな事。


場所は 駅西口近くの郵便局の前あたり。 ギャラリー城山です。  隣はお蕎麦屋さん。  おすすめです。  まだ余り知られていない場所のようです。  チケットを買えなかったお陰で また癒しのスポットみつけました。