軽井沢の建物

有島武郎別荘が現在はライブラリーカフェ・旧軽井沢郵便局舎が美術館に
石の教会(内村鑑三記念館)
写真を見ただけでは どのような構造になっているのか想像しがたい不思議な建物。  十字架もない。  まるで大地の一部として周りの環境に溶け込むような 一見、原始的な印象。  石のアーチとガラスの組み合わせは 男性と女性の織り成す人生模様を表現しているという。  ガラスを通して太陽光が石の影をきれいに映し出す。  


アプローチを伝っていくと アッと驚くような神秘的な礼拝堂。(禁写真) キリスト像も十字架もない。  石の壁をつたう緑に採光、 まさに光、水、木、石、緑の5要素がとりいれられている。  厳粛で神秘的な空間。  結婚式を執り行うには きらびやかさはないが 大切な厳粛なエッセンスがあると思う。  


地下には 内村鑑三資料館があり 彼の宗教観、信仰、思想を反映するような建築要素が集約された石の教会なのだと解した。(左上画像は 外のベンチ。 流れるようなフォルム)

大賀ホール
ソニー前会長である大賀氏退職慰労金で寄贈した音楽ホール。  浅間山と離山の景観にマッチしたホールの建物は アリーナ形式で 音楽家でもある大賀氏によると「音響的理想を追求した五角形」。 残念ながら中の見学は出来なかったが いつかチャンスがあればコンサートに来て見たい。  


寄贈した場合の税金問題などでも話題になっていたこのホール。  木のぬくもりのお陰で 歳月を重ねるにつれ益々深みのある音色になると言われている。  同行の友人が このホールでの合唱を体験していて 大病を克服した後だけに 感無量だったと話してくれた。