天井を見上げる。 家を建て替えた折、天井板を取り外し、洗って再利用していただいた。 50年余りたっていた古家だったが 昔ゆえの材質の良さがあった。 木目がひとつひとつ違って 自然のアート。 色々な形に変容して脳裏に浮かぶイメージと結びつく。
雪見障子をあげると 目線に庭がつながり 縁台を介して庭と部屋が一体化し 狭い空間ながら広がりを感じさせてくれる。
先日のブログに登場の狸もこちらをじっと眺め守っていてくれているようだ。 福をもたらす文武句茶釜か はたまた 「他抜き」と言う役割か? そんな事はどうでもいいが、愛くるしい まん丸目玉に癒されている。
網代編みの天井の一部。 職人気質のおじいさんが手で一生懸命編んでおられた工程を実際見ている。 網代編みは 縄文土器などの底にも使用されている手法で 平たく加工した竹などの植物を規則正しく編んでいく。
柱などはコンピューター裁断で成される合理性追求の部分と、このようにわざと時間をかけて手作りの手法を組ませた和室。 材質自体が呼吸をして湿気をコントロールする要素があるので 洋間より清々しい。 風土に合っているのは矢張り和の素材だね。 異国文化に接すると 自分の中の和の部分が むっくり目覚める。 私、日本人よ!ってね。
本日は 楽してお惣菜購入。 こんな日は、ゆったりとした時が流れ 楽しかった日々の余韻に浸リ、反省部分は備忘録。 ブログ更新もcatch up出来たので自分としては満足な一日。