寄付


クリスマスが近づくと 様々な国で寄付が行われます。  日本でも 歳末助け合い運動がありますが アメリでは やはり階級差が顕著で 今週は 缶詰か保存の出来る食品を寄付とか パーティでのプレゼント交換用品は そのままナーシングホームに寄付しましょうとか あちこちで色んな形態での寄付が盛んです。


娘のメールで あらっ、もうこの寄付の時期が来たのねと 懐かしく思い出しました。  以下娘の勤務先での寄付にまつわるお話です。  


「私達の会社では、毎年Salvation Armyに貢献していて、クリスマスの時期が近づくと、会社のcafeteria前の壁いっぱいに、恵まれない人たちの年齢、服と靴のサイズの書かれた縦長の紙が張られます。 お父さんの会社でも同じような事をしていたんじゃないかな?


MYKのチームでは、毎年、男の子と女の子を一人ずつ選んで、みんなそれぞれの予算内で、何か喜ばれるものを買い集めることにしていて、 今年は、いつもよりも少人数にも関わらず、大きなギフトバッグができたので、そちらにその写真を送ります。


今年、我々が選んだのは、2歳の女の子と、12歳の男の子。人によるけれど、だいたいみんな40ドルから120ドルほどの予算で買い集めたもの。 MYKは、男の子には望遠鏡とスケートボード会社が売っているパーカー。 女の子には、お人形とかわいいニットのカーディガンと帽子のセットと滑り止め付きの靴下。


かわいそうに、 同僚の一人は、一生懸命男の子の事を思って買い物したのに、翌日会社で、これは12歳の子には幼稚すぎるから、何か他のものに代えたほうがいい、と周りから言われて、かなり落ち込んでいたよ。 


スパイダーマンのT-シャツと手袋と帽子。 みんなに言われるまでは、「きっと、男の子が喜ぶ」と言って、にこにこして袋に詰めていたのに…言われた後、いろいろな人に電話して、替えたほうがいいのか、と相談してたよ。 


結局、スパイダーマンの映画も、もうすぐ上映になるのと、12歳の男の子はスーパーヒーローが好きだという結論で、そのまま贈ることに。 一件落着!


過日、帰国の折、 寄付と税金に関する日米間の違いについて討論があったけれど、このsalvation armyは、とってもいいやり方だと今年、また改めて実感しました。 MYK」