[お別れ] 控えめながら、大きな大きな存在
大阪の叔母が84年のこの世での生涯を終え、ご浄土へと旅立たれました。コロナが落ち着いていて お別れに帰阪できたことが慰めです。
早朝、新幹線の窓からみえた富士山。
母の実家であったお寺に嫁がれて60年、大変なことも多かったと思いますが 大黒さんのお勤めを見事に果たされ 多くの方々の心の支えや、力になってこられました。
2年前、修復工事が終わったときの本堂
お寺は、今は、娘さんご夫妻が 伝統を守りながら 地域にお念仏の華が開くよう時代のニーズに合った試みも取り入れ 立派に継がれています。2年前には 修復工事も終え、修復落慶法要も行われたこと 安心して旅立たれたことと思います。
子供達がまだ小さい頃、実家に帰るのに 新大阪駅から近いこのお寺で 一休みさせてもらっていました。 新大阪から電話すると 突然にも関わらず いつもにこやかに「来て頂戴」と 快く迎えて頂きました。
お料理がとても上手で 父母が海外駐在しているとき、半年ほど、このお寺に住まわせてもらっていましたが 美味しい数々のお料理 楽しませていただきました。
「長年住み慣れた場所で 最期の時を・・・」と言う意味合いの記事の切り抜きが お部屋に置いてあったそうですが まさにその通り 住み慣れたご自宅で 心不全であっけなく旅立たれてしまいました。優しさの中に どこか潔さも感じられる方だったなぁと、改めて思います。
色々な感激感動するようなエピソードは沢山ありますが このページをみると今後も想い出すことでしょう。家族全員が、大変お世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。ご冥福を心よりお祈り致します。
先に旅立った前住職の叔父と 今頃は お話しされてているでしょうか。合掌