母の命日とお墓参り

母が他界して12年、その頃は ブログを始めていましたから 母の容体に一喜一憂していた気持ちを 読み返すと、つい先日のことのように思われます。

本来なら、今年が13回忌の法要ですが お寺の修復工事のため 正式には、来年、きれいになった本堂でということになりました。何もしないというのも心苦しく、今年は、内輪でお経をあげていただき お墓参りをしてきました。

お天気の関係などで工事が遅れていたので この日、ホールではなく、本堂がまだ使えて 前住職(母の弟)の祥月命日と母のお経を 厳かにあげていただきました。現在の本堂(上画像)での 最後のお経ですと説明を受け、感慨深い物がありました。母もきっと喜んだことでしょう。

ここは母の実家のお寺で 生まれ育ったところ。町並みは変化し、周りの環境も昔の面影はありませんが 江戸時代からの古いこのお寺は 長い歴史を背負い 街の変貌を見続けてきました。大きな楠が目印。

耐震など考慮して 老朽化した基礎工事などの修復が必至だそうです。想像もつかないくらい大きな工事だと思いますが加えて 荷物などの移動も大変です。整理をしていたら 母の通知表や 叔母の教員免許状、古い写真などでてきたそうです。なんと、免許状は手書き、朱印も手で書かれていました。

この日、母にずっと付き添ってお世話くださったMさんも来てくださって 母を偲んだ思い出話もできました。12年たった今でも 変わらず母の事を思ってくださる方に出会えた母は 幸せだったと思います。

お忙しいなか 心に残る時間を過ごさせていただき 有り難うございました。皆に温かく親切にしていただけるのでマッスル君、大阪に住むのもいいんじゃないか?と、言ったりしています。