美ヶ原高原 王ヶ頭ホテル
松本時代、30年余り前になるでしょうか? 息子のボーイスカウトを通じての友人たちとの恒例の旅、今年は懐かしい信州で。あずさに乗ると、甲府あたりから空気感が変わり 空の青さに煌めく新緑のまばゆさ、わぁ〜こんなに爽やかだったのかなぁ〜と心弾みました。松本駅で4人合流、一人は関西から参加です。翌日から参加の方を含めると5人!さぁ楽しい旅の始まりです。
部屋からの眺め
昨年は参加できなかったので 今年は、私の日程にご配慮いただき すぐに満室になるこのホテルの予約も 随分前に入れていただいたようです。このロケーションは 都会の喧騒を離れ 見渡す限り世俗的なものは一切なく、空に近くなったような気のする別天地です。この日は4人、ベッドとお布団で十分なスペース
子供が小学生の頃、松本に転勤で3年ほど在住しました。授業参観の後などの懇談会で 各々がお漬物だの寒天の寄せ、お菓子など持参で、ゴージャスなお茶の会が毎回あり、びっくりしました。この日も、お部屋に入るなり、お茶の時間!美味しいケーキ、煮豆、梅漬け、地域のお菓子などなど、平均年齢は後期高齢者の我グループ、ショートケーキ、モンブラン?普段は余り食べないので 美味しい!美味しい!一泊二食の宿は 美味しさも量もボリューミーで一泊二キロ(増)とのこと
画像以外にもあります
岩魚の塩焼きはご当地ならではこそ。炭火での焼きたて、何よりのご馳走です。その他も、地域の食材を使って丁寧に調理されていて、ハイカラさと懐かしさ混合、視覚にも訴えるおいしさです。そして何よりもサーブしてくださる宿の若いスタッフの笑顔とキビキビした快活さ、明るさが部屋を包み、皆が笑顔の食事時間です。そしてよく勉強されていて 星座の話、花の話などの知識にも感激しました。
大きなガラス窓からは 刻々と迫るサンセットの空の様子、山が紫色のシルエットに染まり、空いっぱいのキャンバスに描かれていく色合いの変化に、食事中ですが 中座して窓に駆け寄って 見入ってしまうことが許される環境でした。お天気にも恵まれ パノラマビューを楽しめた印象的な夕刻です。食後、美ヶ原高原の四季の移り変わり、花や景色、いろいろ1年間の様子をスライドショーでガイダンスも含めて楽しませていただきました。その後、星空見学にバスで牧場まで。途中、鹿の群れや牛などに出会います。残念ながら お星様はお隠れでした。闇の中、この辺に〜座が見えますよとの説明でイマジネーションの観測。
ゼウスがレダに好意を抱き、密かに会いに行きたくて白鳥に変身したと言われるギリシャ神話、その白鳥座も見えませんでした。こと座の星ベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブで結ぶ夏の大三角座、人工的な光のないこの闇の中でみたかったな〜!
いろいろ自然観察のお勉強もできるこのお宿のプラン、感激しました。そしてご来光は3時半に起きるといいですよの言葉に 私はごめんと言いつつも 誰かのかけた目覚ましに超反応し、起きました。いいわ〜と言っていたもう一人も・・・さて、どんなご来光だったでしょうね。続きます。