今夏の小田原提灯夏祭りは 帰阪していてみることが出来ませんでしたが お堀端の提灯に明かりが灯る画像は 何としても写したく昨夜写してきました。もうまもなくこの提灯も取り外されるので 待ったなし!
市内の小学生の作品は 毎年夏の風物詩。このほんのりとした明かりをみると、懐旧の念にかられ 子供時代の線香花火や 薄皮せんべいのような器に入ったかき氷、あんずあめなどを思い出してしまう。母が、毎年、ゆかたを用意してくれていたことも・・・小学校の校庭で映画鑑賞の夜があって、みんなが楽しみに、楽しみにしていた。今のように多種多様な時間の過ごし方、物品にも恵まれていなかったけれど 楽しい心の思い出が沢山。ちょっと懐古的になりすぎたかな?
小田原提灯は 童謡の「おさるのかごや」のなかでも歌われていますね。東海道の宿場町、小田原は箱根越えをする手前の街、旅人の携帯用として折りたたみ様式を考案したのが小田原の職人さん。携帯に便利、中骨の幅が広く接着面積が大きいので丈夫、作業手順がシンプルなためコストが安い、最乗寺のご神木を一部素材として使用しているので 山道でも狐や狸などの魔除けになると言われた事などにより 人気商品となったようです。
その伝統技術を 現代にも継承しているこの提灯祭り、私達は 慣れてしまっていますが先日のオーストラリア人の国際交流で来られた方 明かりがともされるのをみれないのが本当に残念と 何度も仰っていました。沢山の画像を送信させていただきましょう!
毎年、7月最終の週末が提灯祭りです。その後1週間くらいは 提灯が飾られています。来年、どうぞ小田原の誇れる夏の風物詩 ご覧においで下さいますように。