これはびっくり! 飛行機がとりにくい上 ホテルの予約とのかねあいで 瞬時に席を押さえることが出来ず 10分後、再度ネットで予約しようとすると 一気に300ドルも値段が跳ね上がっている。
これが10月のベストシーズンにはいると 日本往復の値段をはるか超えてしまうバンクーバーモントリオール間。 やっとの事で席を確保できたのだが早朝便、しかもトロントで乗り換え。 値段は日本往復と同じ。 それでも行く?っと躊躇すれど 少し無理してでも出来るときに体験しておこうと 近頃は思う年齢になった。
3時間の時差があるので 早朝バンクーバー発にもかかわらず モントリオール到着は夜。 飛行場で機内から外に出るのにかなり時間がかかった。 私達の機長さんのラストフライトのため 伝統的な儀式として 飛行機にシャワーをかけるためと説明があった。 雨かと思ったのは シャンペンシャワーの代わりなのね。ケベック州は法律で公用語はフランス語と制定されており 全ての表示は仏語。 ただし80%の人が同一言語を話す地域では(中華街のような)その言語の看板なども許可されるということである。 二人とも仏語は全く分からないので 外国の中の外国にいるようだ。 言語警察というものがあって 絶えず標識や刊行物がフランス語で書かれているかチェックされているそうである。
インターネットで国外に向けてメープルシロップ販売のサイトを英語で表示した人が 罰金を要求され 裁判になったという話もあるくらい フランス語を守ろうとする動きが強いとのこと。 そう言えば、今は下火になっているケベック独立問題も 何時また持ち出されるか分からないとのこと。
夕飯は お昼もそこそこだったので てっとり早く食べられて美味しい所と云えば ホテルの人が近くのアラブ料理店を紹介してくれた。 見た目はそうでもないのだが レンズ豆のスープと言いシシカバブ、 画像にはないけど野菜もキョフテ(?)と言う小さなコロッケのような前菜も どれも食べたことの無いようなおいしさ。 スパイスのブレンド加減がどれも突出せずにまぁるく収まっているけど刺激的。 回りをみると99%アラブ人。 ここは何所?っと 一瞬思ってしまった。 特徴として サッパリとしていてオイリーではない。 お米は粘りが無く軽い。
カナダはアメリカよりも収穫祭が早い。 その為かお化けカボチャが あちこちに飾られている。 ここは最初のフランスからの入植者が住みついたと云われるオルレアン島にあるファーマーズマーケットのようなお店。 非常に肥沃な土地で美味しい果物知られている。 お店の外、きれいな花が鮮やか。 今年になって改装されたこの店内には 果物、野菜やジャムなどが沢山。このリンゴは マッキントッシュという種類。 りんご? マッキントッシュ? ピーンとくるものがありますね。
そうです。 この地方のマッキントッシュさんが品種改良してつくられたこのりんご、 後にアメリカ北部でも栽培されます。 そのアメリカの2人の青年が コンピューターなる物を発明し、 命名をその地で栽培されているりんご、マッキントッシュにしたいと 当のマッキントッシュ氏にお願いに上がり めでたくアップル印のマッキントッシュが誕生といういきさつだそうです。 大のマック愛好者のマッスル君も 知らない情報でした。
この地方の郷土料理、メープルシロップをかけて食べる素朴な昼食を このレストランでいただきました。 ハムにメープルシロップをかけたもの、ミートパイ、ポテト、ビーンズ、パンケーキなどでしたが まずまずというお味だったでしょうか。 真ん中が広く空いているのは アコーデオンの音楽に合わせて ダンスするお客さんのため。 皆さん陽気です。 でも観光客がほとんど。レストランは砂糖小屋ともよばれ メープルシロップ採取,煮詰めて濾過すると言う作業もしています。 このメープルシロップ造りー 冬に備えて夏場にデンプンを蓄えた砂糖かえでの木、 そのデンプンが糖分になる3月頃 樹液を直接木から採取し それを煮詰めて濾過。 温度によってシロップ、あめ、砂糖など完成具合が違って来るとのこと。雪の上に 流し込んだメープルの水飴、 棒にくるくると巻き付けていただきます。 きび糖に似たこおばしいけどサッパリした上品な味。 おかわりをする人が沢山いました。メープルシロップは ミネラルが豊富で カロリーもお砂糖よりは低くヘルシー。 80%のメープルシロップが このケベック州で採取されるようです。 この採取期間は一ヶ月間だけ。 この一ヶ月に一年分の収益を上げるそうですから 一寸驚きです。