「時代を読む」は 1991年に出版された本ながら 今読んでも、新鮮。毎回、ゲストを迎えての対談。ゲストの著書から出発し、ゲストの個性によって まるで連想ゲームのように 話題が放射状に広がり 鶴見俊輔氏の見事なナビゲーターぶりと 河合隼雄氏のゆったりムードが面白い。教養のない私は 途中、何度も 元に戻って読み返す箇所もあり、斜め読みあり・・・(笑)
幅広い知識に支えられた 多面的な視点からの自由闊達な物の見方。自分は,何と一眼的な物の見方しか出来ないのだろう・・・カクン!覚え書きとして 各ゲスト。
1 “教師の人間宣言”のすすめ(森毅)
2 社会主義を模索する(矢野暢)
3 宗教と科学の接点を問う(吉本隆明)
4 「日本国憲法」のミステリー(古関彰一)
5 朝鮮と日本 これほどの文化の違い(関川夏央)
6 人生を落語的に解体する(桂文珍)
7 未完の大作『死霊』は宇宙人へのメッセージ(埴谷雄高)
8 『津田梅子』の偉さ(大庭みな子)
9 現代人の『かくれ里』考(白洲正子)
10 『文学部唯野教授』の摩訶不思議体験(筒井康隆)
11 人間を脅かす“リズムの軍団”(大江健三郎)
12 日本文化の創造力を『日本文学史序説』に読む(加藤周一)
異国で読む本は 違った視点で妙に納得することがあります。たとえば 海外生活の長い鶴見氏と白州さんの対話で 『ご縁」と云う言葉は 英語にはないですね。と、ありました。言語は 民族の生活習慣、文化によって形成されていくと思いますが ピッタリ適訳できない言葉は 沢山ありますね。
英語達人マッスルに聞いたら ご縁?それは神のお導きによるものだよ!信心深いお友達が 周りに沢山のマッスル君。この頃、感謝の気持ちを よく表現いたします。いいこと!
The Street Lawyerは 将来を約束された弁護士が ある惨事を体験して,自分の人生を見なおします。 その結果、全てを捨てて 貧困にあえぐ人達が受けている不条理解決のために立ち上がります。 以前勤務していた法律事務所で 偶然みつけた秘密書類・・・持ち出したことによって 更なる苦難の闘いが・・・