くす球

先日来、苦労していたくす球が 本日出来上がりました。  運動会の時に 赤白競って玉をあて パカッっと割れ 中から金銀その他カラフルな紙ふぶきと五色の短冊が 秋の澄み切った青空にくっきりと舞う そんな思い出のくす球。  


でも、この作品は、色とりどりで 色あわせが大変でした。  でも、完成してみると そんなに難しく考えなくても 日本の色というのは 大体、馴染む気がしました。  小さい玉の方は 64枚の布の組合わせです。  conditional probabilityは 64x64通りもあるわけですから 皆、其々自分の裁量で組み合わせ 違ったものが出来るのですが どれも素敵でした。  


関西方面でいう いわゆる、「はんなり」が 他との協調性を示しているのでしょうか?  それとも、古布は化学染料で染めていないので 自然とのありのままの共存がこんな所にも生かされているのでしょうか?

くす玉は おめでたい時によく見受けますが 本来は「薬玉」で 端午の節句に飾り物として使われていたものだそうです。  麝香や沈香などを玉の形にして袋に詰め、菖蒲やヨモギなど邪気をはらう植物で結び 5色の糸をたらして飾ったものです。 続命縷、長命縷ともいわれ 邪気をはらい長寿の願いを込めたそうです。  近頃では、新しい出発によく見受けられますね。