森美術館

国際的にも最も高い評価を得ている現代アーティスト
日本初公開の絵画史上、最も大きいとされる全長100メートルに及ぶ大作、公開日も残すところ数日、案の定、チケット購入までの長蛇の列。この週末は深夜1時まで開館時間延長と美術館側も配慮のほど。


現代美術のジャンルに 伝統的な日本美術や思想を持ち込み デジタルの世界で見るような感覚で提示されていて 極彩色の妖怪ワールドに突入した様な印象を受けた。そしてちょっぴりピカソゲルニカを連想させられた。

豪放磊落な構図、よくみると繊細な筆致。狩野一信の五百羅漢図を研究されていたようだ。五百羅漢はお釈迦様のの教えを広めた500人の弟子達。その羅漢が描かれ、中国の古代思想で東西南北の神々、青竜、白虎、朱雀、玄武の名を冠した4面で描かれている。

村上隆氏が下絵を描き、日本国中から集められた200名を超える美大生やスタッフと共に 工房を思わせる制作過程。美大生にとっては 良い体験だったことでしょうに。

矢張り、美術館に行くと ご馳走をいただいたような満足感。寒中、並んだので 帰宅して寒気が・・・すぐに休みました。翌日は大丈夫でした。前売り券購入は 必要ですね。

左画像、展示室入り口で ちょっと度肝を抜かれるようなスタチュー(村上氏像ですね)!目がとてもリアル。写真撮影OK.展示室でもスマホで皆パシャパシャ。フェイスブックにのせて 話題にしましょうみたいな奨励。でも、ちょっと撮影の音は迷惑なので 携帯で入り口にて この一枚だけ写しました。