世界水泳選手権大会

第三次産業革命と呼べるIT技術のおかげで、世界中の情報伝達距離が短縮され「フラット化する地球」などと呼ばれるこの頃。 地球の裏側で起こっていることもリアルタイムで享受できる時代!  


地球の裏側のオーストラリアで 開催されていた世界水泳選手権が 過日、閉幕しましたが 日本選手の活躍を 私たちの茶の間で観戦しつつ、多くの人が一喜一憂の毎日を過ごしたことでしょう。 


日本チームのメダル獲得数7個アメリカのマイケル・フェルプス選手は一人で7個の金メダルをとってしまいました。  世界水泳界で初めての快挙だそうです。  しかも、そのうち4個は世界新記録での優勝。まさに、水泳の天才だと思います。


アメリカは、このような優秀な選手育成の土壌にもかなりの力を入れているのでしょう。 さらに、持って生まれた非凡な能力を 恵まれた環境の中、人一倍の努力で開花させるようです。  みんなが切磋琢磨する社会環境を備えているため、 多くの才能豊かな人々が花を開かせ、各分野で優秀な人材の層が厚くなります。


今回の世界水泳では日本の第一人者、松田幸介選手1500メートル自由形日本新記録を達成しました。  それでもは決勝に残れません。  それほど世界のレベルは高い。  アメリカの20個の金メダルに対して、日本は北島選手の1個。  この差は彼我の体力差だけで済むのではない気もしますが・・・


他民族で切磋琢磨する社会構造が機能しているということも 要因として上げられるかもしれません。  運動の世界は勿論、学問でも、ビジネスでも世界で成功を持続するためには 突出した能力をもつ人材の育成が不可欠のようです。  折しも教育改革法案が話題になっています。  横並び思想を排除し、 個々の豊かな才能が育つ教育を考慮してもらいたいです。


しかしながら、勝敗云々よりも選手達の頑張る姿には いつの場合でも感動します。   特に、大舞台で、自己の記録を更新する強い精神力、情熱には この年になると 以前にも増して 拍手を送りたくなります。  


少し前には、フィギャースケートの輝かしい結果にも 感涙しました。  素晴らしい素質を持った人たちが様々な分野で 能力が最大限伸ばせる よりよい環境を望みます。 日本選手の皆さん ご苦労様でした。   そしてありがとう。