[本] 読み終えました


アイルランド人の父と日本人の母をもつ中学生の息子が体験する様々な出来事、母と息子が共に考え、成長していく息子の姿を母が語ります。同情(sympathy)よりは相手の立場になって考えられる(empathy)とは・・・読んでみるとよくわかります。
人種問題、ジェンダーについて、貧困問題、ハーフであるために自分のアイデンティティに悩んだりと まるで世界の出来事が凝縮されたかのような中学生活です。
戦後15年で体験した 私のオーストラリア高校生活での 度肝を抜かれたようなカルチャーショック!孫達の人種のるつぼ社会でのディケアーや学校、日常生活の多様性など 並行して浮かび上がってきました。
これからの子供達への大きな提言を示唆する良書ですね。
単一民族の日本の乗り遅れ、逆に純粋培養の良さなども再考です。