[クルーズ] 追記

厳寒地での住宅環境。人口200人というアラスカの小さな港街, ウイッティア。

このビルが集合住宅、そして一つのコミュニティ、学校、店舗、病院、その他生活に必要な施設が全て雑居しているんですって! 何となく、その状況は クルーズ船にもちょっと似ています。観光シーズンには 大型クルーズ船が入港し、人口の何倍もの乗船者が下船。街の光景は一気に変わるのでしょう。

*旅雑感
環境に適応し、ライフスタイルを作り上げていく人々の叡智、たくましい生存能力等 実際に肌で感じることが出来たことは 国々を巡り、それぞれの独自スタイルを実際に 流れの中で見ることが出来たおかげだと感謝しています。

しかしながら 何万年と地形変動を繰り返しながら 形成していく自然界の驚異、そして人々に無言で訴えかける 私達人類の担っている責務、スケールの大きなテキストブックでした。

船の中で 毎回寄港地に関する講座を担当して下さった市根井先生に感激しました。私とほぼ同年と伺いましたが そのエネルギーと人々に対する思いやり そして多くの分野を網羅して準備された寄港地案内、歴史、地理はじめガイドとしての交通状況、切符の買い方、マストゴーの名所、食べ物等々。。。

パワーポイント(?)を使用しての講座は 毎回超満員。衣装も 寄港国のカラーの素敵なお洋服を身につけられるご配慮。可愛く、しおらしく しかし丁寧に資料を集め、画像を整理し見事でした。

この寄港地案内が終わると 今度は英語レッスンのクラスを初級から担当されました。この時、はっと驚いたことが・・・夫も、隣のお部屋の人も・・・先生が全く別人と思えるようにテキパキとして 昔、熱血教師(?)だったろうな〜と思わせるような 揺るぎのない指導。自分流のマニュアルがきちんと出来ていて ちょっとのぞいてみた私達も その見事さに最後までいました。どちらのキャラクターも素晴らしく 出会えたことに感謝です。
この方は イギリス人のクラッシックギタリスト、もう終盤の頃のコンサートで とても感動を頂いた方です。マッスル君も 昔少しギターを弾いていた頃があるので リズムを刻みつつ同時にメロディを奏でるのは 大変なのに ピアソラリベルタンゴ、見事だと感心!

観客が日本人がほとんどなので きちんと曲名をたどたどしいながらも日本語でメモを見ながら説明されるご配慮。また、あるとき、ビュフェでお会いして 先日のコンサートは素晴らしかったですねとお話ししたら わざわざ立ち上がってご挨拶され さすが英国紳士!

マッスル君は 舞台で初めて見たとき あ!スティーブにそっくり!と、叫びました。スティーブもプロではありませんが ギター上手です。(笑)