*みなとみらい大ホールにて*
歴史にまつわるストーリーに載せての選曲、お話、演奏ともに 素晴らしかった!バイオリニスト大谷康子さんについては 恥ずかしながら知識が無く 最初の出だしの音色に さぁ〜っと鳥肌たつ感動、(こんなことは余りない)それからは コンサート終了まで 素晴らしい音色と 150年前にタイムスリップして パリでの 徳川昭武(当時13才は15代将軍徳川慶喜の弟、パリ万博に将軍の名代として渡仏された)お殿様ストーリになぞらえての音楽の数々に 巻き込まれてしまいました。バイオリンは1708年製、ピエトロ、グァルネリ(310周年)だそうで、弦は、ナポレンが所持していた物だそうです。歌うヴァイオリンと言われているようで 深く甘美な音色、最初のフレーズから 引き込まれてしまいました。
他の4人の弦楽奏者、そしてピアニストの方もそれぞれ大活躍の方々で 音楽家達が楽しそうに奏でる音楽は 緊張したコンサートとは違った一体感を感じさせてもらえる時間でした。ゴージャスなメンバーが揃った演奏、エンタテイナーでもあり、楽しかったな〜!
佐藤卓史氏のピアノ ドビッシーの月の光を 演奏して下さいました。これがまた 隣の友人も身を乗り出して拝聴されていたほど 優しく清らかな演奏。
この曲は 自分自身でも弾いたことがあり、沢山のピアニストの方々の演奏を 参考にしたく聴きましたが この日の演奏が 生の演奏ということもあり、一番心に響きました。他の奏者より幾分テンポが速く感じましたが 秋の澄み切った夜空の月の光 鮮明に心に描くことが出来ました。
又楽譜を取り出して 復習していますが 時の経過・・・ がっかりするほど弾けません。
このコンサートで演奏された曲も交えて 大谷康子と音楽家達の皆さんは 明治維新150周年を記念して、また2019年の横浜開港160周年に 演奏されるそうです。もっともっと拝聴させていただきたいです!