今までのロマン派の曲から一転して 新曲はベートーベンの悲愴ソナタです。
半世紀も前、若かりし頃、一度弾いているので 何となくうろ覚えで指が鍵盤を探るのですが 難曲です。
弾きやすい曲でも ミスなく弾きこなすというのは 私には至難の業!
高度なテクニックを要する大曲を 何時間も演奏できる方達は どのような練習をされているのだろうか? コンサートやCDを聴く度に 驚嘆するばかりです。
この秋、読みたいと思って積んであった本が左画像。
読み始めてみると 超絶技巧を要する曲も上手に弾きこなせるのは 脳の神経細胞が大いに関係していてピアニストの脳は ピアノを弾くように洗練されていくそうです。
それも11才以前にピアノを始めるのが理想的だとか・・・でも大人になってからでも練習を積み重ねることで ある程度カバーできるそうなので 練習あるのみですかね。
指が速く動かないのも 筋肉ではなく 脳から脊髄を通って指の筋肉に受ける指令の速度によるものだそうです。その意味で ピアノに向かわないときでも その曲を弾いているイメージトレーニングで 練習効果をあげることができるというのも わかる気がします。
今日のレッスン、細かく手のポジションによって違う音、スタッカートにしてスタッカートにあらずの弾き方、第1楽章、特に対比のだしかた等々、本当に沢山のことを教わりました。
レッスンの前には 必ず数人のピアニストの演奏を聴き、ご自身でも弾かれて きちんとレッスン内容を組み立てて来て下さるので 本当に勿体ないくらいの時間です。もう少し頑張らないと申し訳ないです。