最近読んだ本

息子と星野伸一著「限界集落村株式会社」の話をしていて 次に同著者の「長生き競争」を 読んでいるというので、私も読みました。まぁ 滅多に連絡してこない息子が 電話をするのはお願いごとか 飛行場や電車を待っている退屈な時、ニューヨークと いとも簡単に通話出来るのは 嬉しい事。

この長生き競争、息子の感想は聞いていないけれど 我々年齢的に同世代には このストーリー、明らかに死に向かって歩んでいるという事を認識せざるを得ない。でも、余り暗い気持ちはしない。どろどろとした描写がないのがいい。

この本にでてくる サムエルウルマンの詩、好きです。

「青春とは人生のある期間を言うのではなく 心の様相を言うのだ.
 逞しき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱、怯懦を退ける勇猛心、
 安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春というのだ。
 年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに 初めて老いが来る。
 歳月は皮膚の皺を増すが、情熱を失うときに精神はしぼむ。
 人は信念とともに若く、疑惑とともに老ゆる。
 人は自信とともに若く、恐怖とともに老ゆる。
 希望ある限りわかく失望とともに老い朽ちる。」

古稀を迎えた今の自分、年甲斐もなく アンテナの感度が かすかにまだ感知可能らしく(笑)何かに触発されると 感動したり刺激を受けたりで 新しい世界に首を突っこんでしまいがち いい加減にしておきなさいや〜と 父母が浄土で苦笑してるかもしれないな〜!

日本の知恵については またあらためて。