花の時過ぎて 桜も新緑から 日々深い色合いに変貌しつつあります。友人が 道明寺粉の桜餅を作るので、我が家の大島桜の葉を 所望されています。
あの桜の香り、生葉からは 楽しむ事は出来ません。精油成分のクマリンと呼ばれる成分が 塩漬けにすると引き出されるのだそうです。大島桜は 数多い桜品種のなかでも 特にクマリンが多く,香りが高いので桜葉の塩漬けに使われているのでしょう。
日本人がこよなく愛でる桜は 日本の心とも言えますね。春の風物詩の桜に宿る悠久の歴史。桜前線など私達が思い浮かべる品種は ソメイヨシノ。
驚いたことに このソメイヨシノは 原種ではなく 大島桜とコヒガン桜の人工的な交配種ということです。今で言うクローン種で クローンであるため 全てのソメイヨシノは おなじDNAを保持していて その為に一定の環境下では一斉に開花するようになっているそうです。
私達が 日常の生活の中で 余り深い思いも寄せず さりげなく接している物のなかにも 時の流れを経て変化し,進化しつつ 私達の生活に寄り添っている物があるのだなと ちょっと感慨深い思いです。
ミニサイズ、中にクリームチーズ、アンチョビオリーブが入っています