正倉院展

天平の至宝、鑑賞してきました*
この時期の奈良の恒例イベント、65回も連綿と伝えられてきた 天平の至宝、正倉院展が 開催されています。行ってこよう!と、効率良い行き方を検索し 朝食後すぐホテルを出ました。奈良は 矢張り観光地ですね。道路標示がしっかりしていて とてもわかりやすかったです。

756年 聖武天皇崩御された後、光明皇后は 聖武天皇が大切にされていた品々、そして数多くの薬を 東大寺大仏様に献納されたのが 正倉院宝物の始まりとされています。

光明皇后の述べられている言葉『触目崩摧』(天皇が大切にされていた物が 目に触れると 辛くて砕けてしまいそう)

今年の展示、入館すると 最初にカラフルな屏風や シルクロードを思わせるエキゾチックな鏡が 天平の煌めきへと誘います。

君主の心得を書かれた屏風は 文字の部分にキジの羽毛が貼られていて とても綺麗に保存されているのにも驚かされます。書かれている内容も 普遍的な事、今の時代にも通じること。いくら文明が進んでも 人間の心得というのは変わらないですね。

今年の見所は「漆金蒔絵盤」上ポスターの画像にもあるものです。蓮の花の形をしたこの器でお香を焚き 仏様の供養をされたのでしょう。こちらも見事な細工と工夫があり また保存状態にも 目を見張る物があります。その他、伎楽面。楽器、遊具、染め物等々、素晴らしい当時の工芸美!

これらの展示物を通して 当時の生活も垣間見ることが出来、遠い古の人々の存在が 少し近く感じられた 気がしました。

ゆっくり鑑賞していたら 思いの外時間が過ぎましたが お天気も良く 奈良駅まで歩きました。30分くらいでしたが 町並みもきれいで 日本の伝統的な品、例えば 硯、筆、障子紙、お茶の道具等々のお店が 当たり前のように並んでいて 落ち着いた気分にさせてくれます。また、ゆっくり来てみたいなぁ~!


お土産に柿の葉ずし。こちらは 正倉院展の期間限定版だそうです。

そして新大阪駅では(下画像)父の代からの我が家のマストアイテム。この時期は 黒豆、そして唐辛子入りのもあり 本当においしいのです。でもこれは 本日中に いただかないといけないのです。

こちらは お店のサイトから画像お借りしました
入院中のお母様の看病をされている友人の差し入れ用にも 両方買って さぁ〜急いで 帰らなくっては・・・!