2020年オリンピック

この夏、バンクーバーで写した五輪。2人の若い女性、ずっと座っておられました

2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました。今、嬉しい気持ちです。

最初は、日本の現状を考慮し、また日本の行く末を考えると、東京でのオリンピック・パラリンピック招致には 積極的に賛成する気にはなれませんでした。

先ず、東日本大震災の復興もままならず 今なお 仮設住宅での不自由な暮らしを強いられている方々が 沢山おられます。

2050年迄には 9000万人に減少すると云われる日本の人口、大都市と地方との格差の拡大、それに伴う過疎化の問題など懸念されます。そうした中、東京でのオリンピック・パラリンピックの開催は、東京への一極集中をますます強固にし、社会問題、経済問題を増幅させるのではないかと 案じていたからです。

しかし、昨日、ブエノスアイレスで行われた チームジャパンの最終プレゼンテーションをみて、招致が決定した今、素直に喜びを感じています。安倍首相の情熱的で真摯な招致演説、チームジャパン全員が誠意を持ってのプレゼンテーション。ここまで来たら、勝利せずしてどうする…の熱い思いに駆られました。

福島原発汚染水問題、世界に公言してもしなくても 抜本的な解決は必至です。具体的な策があっての公言だと 切に願います。

日本の抱える多くの困難を思うとき、この世界最大のイベントを 単なるスポーツの祭典として 終わらせることは出来ません。既存の東京湾を挟んだ埋め立て地に 多くの施設が新設され、コンパクトで移動しやすい大会にする構想だそうです。これを好機として、世界から取り残されつつある日本の再生を託し、それらの施設を 経済再生のための仕組み作りとすべきでしょう。

最先端技術を開発し、環境に優しいコミュニティーの構築(自然エネルギー活用、電気自動車や燃料電池自動車など地球温暖化の防止)などインフラを含む 総合的、革新的な技術や、コミュニティーの実用化を志向し、国内のみならず世界の都市に 展開してゆける気構えをもちたいものですね。

さて、自分は何ができるでしょうか?友人は、道路に綺麗な花を植えるわと、笑っていました。後期高齢者になっている私、元気で観戦できますように!