新幹線の中で

電車の中では 集団の中にありながら 中断させられる事がないので(お〜い! お茶とかね!)かなり自分自身の世界に浸ることが出来、読書に適しています。

何だか、この所、仏教だの禅問答だの論語だのと 人間学みたいな本を選んでいて苦笑しております。そろそろ先が見え始めると 今までの悪事を挽回して 極楽浄土にお導きいただきたく 無意識のあがきが そうさせるのでしょうか?(笑)

20年余り昔、松本道広先生の弘道館で 英語のディベートを若い人達に混じって 学ばせていただいていたことがあります。毎月一度、日曜、朝早くから夕方まで 東京まで何年くらい通ったでしょうか? その時に、儒教、仏教などのトッピックもあり、苦労して資料をまとめたことがありました。

その資料も もう処分しようと 過日、懐かしく少し見直してみました。あれから色々体験して その当時よりは す〜っと 身体に入ってくるような気がしました。色々あったけれど、よい歳を重ねさせていただけたお陰と、感謝です。

この図解論語はわかりやすく、平常云われていることを明解に 現世と照らし合わせて書かれています。図は、かえってわずらわしい気もしますが、その図を思い出すだけで 内容を連想できるという点では良いと思います。

人間関係篇では 赤線を引いて 一番近くにいる方にお渡ししたいなぁ〜!「この内容、そっくりそのままお返し致します」が 今、我が家で頻度の高いお言葉でございますから 下手にはできないのでありますが・・・。Ww~!

因みに、20年余りまえ、論語について 息子に聞いたら 「孔子より、わたしゃ老子が好きだね」と、つれない返事でした。その息子、突如、NYから帰国出張で あと、数時間で我が家に。宿泊する時間はなく、夕飯食べて東京にもどるそうですが 嬉しいサプライズです。

高峰秀子著、「私の梅原龍三郎は 梅原龍三郎氏の人間性、当時の我々の知らない世界など 淡々とかかれており、また本にも書かれているように 人間の老いてゆく姿も客観的に 自然の流れとして描かれています。

また、高峰秀子さんの清潔感、凛とした生き方、潔さなど 文体ににじみ出ています。二十四の瞳、喜びも悲しみも幾年月の映画、印象深く、今でもよく覚えています。

エッセイ、何冊か読ませていただきましたが どれもスパッスパッっとした歯切れの良さ、行動力が目に見えるような闊達さ 芯が通った生き方を感じます。

画像の高峰秀子著作本は 妹に頂戴と もらってきた本です。帰路新幹線で楽しんだよ。ありがとう。