建国記念日に

(日本を象徴する画像を 昨年の旅行アルバムから探しました)

毎日出かけていて、更新が追いついていませんが 建国記念日に因んで 日本の現状などについて、雑感を記しておきたいと思います。

この日は 義父の7回忌で 先駆けて義妹達と お墓参りにも行ってきました。

さて、3/11東日本大震災の非情な爪痕は 11ヶ月を過ぎた今でも 癒されぬまま放置されている実情です。 

 *昨年の貿易収支 遂に、31年ぶりの赤字に転じる、
 *東北の震災地域の復興には 20兆円以上の費用が必要との見通し、
 *1100兆円にも達する国の借金、返済の利息だけで年間20兆円弱が必要
 *先進国で 一番速く進みつつある高齢化社会 (社会保険医療費用として 毎年2兆円に近い  経費増が予測される)等々、難問が山積みです。

国の収入を増やさずして 日本は立ちゆかなくなることは 一目瞭然です。消費税を引き上げて、国の税収を増やすことは 避けて通れぬ道かもしれません。しかし、70%近くの人々は(最近の世論調査)消費税の引き上げに反対しています。

民主党が、政権をとる前に主張していた「ムダを省き、節約することで 10数兆円の資金は捻出できる」との主張が実行されていないことに 反対の真意があると思われます。

今国会で、野田政権は、80人の国会議員数の削減と、約8%の国家公務員給与引き下げを前提に「社会保障と税の一体改革」法案を可決すべく、議論が始まりました。消費税引き上げも、議員数削減、公務員給与減額も 自民党が主張していた案を 受け入れたものであり、野田民主党政権の譲歩です。

自民党他野党は、 マニフェストを反故にしていると 民主党の信頼性を鋭く非難しつつ、解散総選挙で民意を問うことを主張しています。

与党民主党も 自民党を始めとする野党も 自分たちの党利党略、自己保身を考え 国民や国家の福祉厚生を どれだけ真剣に考えているのか疑問です。

その一方、明るいニュースが 私達に希望を与えてくれています。社会を造り上げてゆくのは言うまでもなく「人」です。グローバル化がますます進む中、社会のルールは、著しい変化を遂げ、過去の成功経験や、知識が活かされにくい世界が 現れ始めています。

私たちの将来を創って行くのは 若い人達です。色々な分野での輝かしい活躍は、大きな希望の光と云えます。結果がハッキリと形に現れるスポーツの世界が 好例としてあげられます。
このような徴候が 広い分野に確認されるようになると、それは氷山の一角を形成しており、世の中に広く浸透し始めているのではないかと 希望の光を感じます。

形に表れにくい産業界や学術分野での偉業期待感も募ります。このような若い力が きっと日本の難局を救ってくれる日も間近であることを 建国記念日に因んで願ってやみません。