Generation Boomerang

大学行きのバス
他の国と比べてみても 資源にも恵まれ 不況の煽りをそれほど受けていないかのように感じるバンクーバーです。住宅も オリンピック以降バブルが弾けるのではないかと云われていましたが 値上がりが漸く落ちついてきたという段階で 何となく好況感を臭わせていますが・・・

先日のテレビでのドキュメンタリーで バンクーバーで、20代の半数以上は 親と同居せざるを得ない状況にあるとのことでした。大学を卒業しても雇用に恵まれず 同居しながら更なる資格取得を目指す積極的な人達もいれば 理想を追い続けて 結局はスタートラインにたとうとしない若者が多いとのこと。

この傾向はグローバルなもので 特にヨーロッパ、イタリアでは70パーセントもの若者が親と同居しているそうです。イギリスでも Young Unwilling Costly Kids(Yuckies)をかかえた30パーセントの家庭では 家を再度抵当に入れ直しているということでした。

この傾向は単に景況が悪い、雇用の創出がないということではなく 自分たちの育ってきた環境が恵まれすぎていて そのレベルを下げたくないのではないか? 機会があれば何でも始めてみれば そこから道が開けてくることもあるだろうに!と結んでいましたが。日本でもパラサイトシングルなどの言葉がありましたっけ?