債務国と債権国
この所、円高続進、１ドル７６円。私達の年代では１ドル３６０円(何時の話？のfixed rateが いまだ頭にこびりついていて この変動がなかなかぴんと来ません。何度もアメリカに行っているのに。。。我が国の長期債務残高はGDP比1.8倍にあたる891兆円、デフレからいまだ脱却できておらず、おまけに東日本大震災という未曾有の災害を受け、原発事故による次々と発覚する被害、・・・そんな何重苦をかかえてているにもかかわらず、 安全通貨として円が買われ、その結果円高に歯止めがかかる様子がない。疑問を持たざるを得ない。
我が国は 世界の国々に 多額のお金を貸している債権国でもあるのだから 返してもらえば良いではないかと 単純に考えてしまう。この所、金の価格が高騰し、過日も、金を売るのに６時間待ちという報道がされていた。国際基軸通貨のドルも安定せず、頼れるのはゴールドということだろうか。
日本の国債はほとんどが国内で保有されている物であり、対外的な債務を負っているわけではないというのが 安全な通貨と見られているのだろうが 行き詰まればデノミと言うこともあり得るのではないかと懸念している次第である。
これを書き始めて数日後、日本国債、ムーディーズは 格下げを発表。度重なる首相交代、財政基盤の脆弱さなどが理由として挙げられている。またもや、管首相退陣につき 民主党代表選！ 挙党一致構築と掲げても 今までの経過からして 残念だが期待は持てない。本腰を入れて 復興再建、財政再建に取り組める政権の安定を望みたい。
