お袋の味

義母の斬新なアイディア
画像は鶏肉ではありません。何でしょう?これはマッスルおよびマッスルの兄弟、そして子供達にもしっかりと思い出に残っていて、お正月その他の親族の集いに登場する義母の味です。若い職人さん達が同居していたマッスル家、義母が安価で食べ応えのあるメニューとしてよく作っていたそうです。

これは缶詰の味付けサンマに衣をつけ揚げて、南蛮漬けにしたものです。簡単なようで 衣がはがれたり お酢加減が いまひとつだったり。義理の姉、妹達と総勢女性6人が それぞれ作るのですが いつまでたっても義母の領域に入ることは出来ません。画像、長ネギがなくてタマネギで代用、緑はオカヒジキです。この日も落第。

子供の頃の食生活、マッスルは 鯨のカツ、アジのからあげ、エゴ(海草の一種)の柚子味噌が好みだったとか。天草のような海草、ゴミを取り除く作業が大変!それを煮詰めてこんにゃく状態にし、切って香り高い柚子味噌をかけていただくものです。お正月には必ずお土産につくってくれた義母ですから 自分で作ったことはありません。それに今食材として売っているのかな?

義母は、色々な工夫を楽しみ、創作意欲も半端ではありません。ポリ袋が沢山たまると タオル地でボールを造り、詰め物は捨てるようなポリ袋。ころころとよく転がって 子供達は 喜んで遊んだ物です。

化粧品はほとんど買ったことのない義母。化粧水は庭のヘチマ水から自分で作っていました。庭仕事にも精を出し 強い陽射しの中にいるのに シミ一つ無く そして色白でした。あのヘチマ水の作り方詳しく習っておけば良かったと悔いる私です。お盆が近いせいでしょうか?旅だった人達への想いが懐かしく浮かびます。