着物

今となっては笑って申し上げられますが、娘の結婚式前夜、親族とごく近しい人達の集い、リハーサルデイナーで、そして結婚式当日、2日続けての着物にまつわるトッピック記しておきましょう。

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画像が鮮明でなくて嬉しいのですが この着物はスモーキィピンク色の地に扇の模様があり、帯はちょっとアジアンティックな刺繍の若草色。着物も帯も私の母のものです。

娘の結婚のお相手がアメリカ人でなかったら 自分で着物を着てみようとは思わなかったでしょうし、母の着物もそのまま仕舞い込んでいたに違いありません。兎に角、着物に詳しい友人が2日にわたって来宅し、にわか特訓して下さったおかげで 大胆にも着てしまった2日間でした。

それぞれのスピーチが終わって そろそろデザートというときに お相手S君のお母様、「サンフラワーさん、ちょっと前にお願いします。」着物を着て出席したと言うことで とても喜んでいただいたのです。「ちょっと回ってみて」「Show my back?」と、言ったのですが 爆笑が・・・S君、のけぞって手をたたいて笑っています。何でぇ〜?変なこと言いましたっけ?

後で聞くと、「Show my butt?」と、聞こえたそうです。俗語で~という意味。とても日本語で書けません・・・私はそんな意味知りません。(ヒントでした)

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これは結婚式当日の画像です。この着物は 父の転勤でシドニーに行くと決まったとき 母が母のイメージにあわせて 描いてもらったマスカット模様の着物です。もう今から50年余り前のこと。母がパーティにでかける前、着物を着るのにひもを手渡したり、帯を抑えたりと手伝ったのですが いくつかの着物の中で印象に残っている着物の一つです。

母も存命なら きっと孫娘のこの日を喜んでくれただろうと 母の着物を選び持参しました。この日は、朝から大忙し、おまけに猛暑。着付けている間も 汗がだらだら・・・。手伝ってくれるはずのマッスルも 荷物の積み込みなどでバタバタ。時間も押しています。汗が流れるといけないからと マッスルがティシュペーパーを長襦袢の襟にはさんでくれたので 汚さずすんだのですが・・・

手助けもなく一人で着るにはクリップなど小道具も使います。どうやら間に合って会場に到着。長い長い一日も終わって 部屋に戻り着物を脱いだ時、汗取りのティシュペーパー、それに帯を締めるためのクリップが落ちました。あ〜ぁ!つけたままだったんだぁ〜! でも誰も気づかなかったのかな?それとも着物を本当に見た人はほとんどいないので こんな物だと思ったのかな?でも、赤面です!このブログは自分の歴史にもなりますので あえて記しておきました。