アメリカ住宅事情

以前画像だけ掲載して コンピューターアクセスができず そのままになっているページを 本日は続けて記述致します。

アメリカ南部の都市、友人と食事に出かけた帰り道、ちょっと紹介したい地域があるからと、ドライブしました。娘の住んでいるところから 奥に入ったこの地域、豪邸が多いのですが 必要以上に装飾や入り組んだ建築物、そして何となくこの地域一帯活気がありません。



そしてよくみると ほとんどの家の前に「For Sale」の看板がでていました。なるほど活気がないはずです。バブルがはじけてローンが払えなくなったり、建築途中で諦めたり・・・ここも、あそこもと売り出し中の看板です。この傾向は高級住宅地に特に顕著なようでした。(因みに On Saleとなるとセール中でお買い得と言うことになります。前置詞一つで意味が違ってくるので 英語は難しいですね)

ローンが払えなくて 差し押さえられ、競売にかけられている物件も沢山あるそうです。そのような物件は非常に安価で出されるようなのですが ローンも払えないとなると 家のメインテナンスはとうてい出来ておらず 外側はきれいでも 中に入ってみるとひどい状態で 「House Poor」という言葉があると教えてくれました。

もう一つの理由は 高齢化に伴い、今までの大きな家から 介護、食事などのケアーも受けられるシニア用の住宅街に越す人達が多いと言うことです。友人も、この家が売れればいつでも移動したいと準備を進めていましたが 景気がまだ芳しくなく、家が売れるかどうか懸念しています。

もう一人の友人夫妻も もっと便利で小さな家に移りたいと希望のご主人、絶対にこの家で最後までというミセス。家を売るんならover my dead bodyと強い口調です。つまり私の目の黒いうちは そんなこと絶対させない。何処の国でも 老いの支度は共通の問題のようです。最も、この人達は私達より、10年くらい高齢なのですが・・・