彫刻の森

冬将軍、春を寄せ付けまいと土俵際で頑張って 最後の抵抗をしているかのような寒さです。そんな寒さの中、箱根に行ってきました。ちょっと遅れての更新ですが。

この広々とした国内では初めての open air museum, 彫刻の森美術館。広々とした空間、とりわけ、この寒い時期は 入場者も少なく閑散としているので余計広く感じられます。

カール,ミレスの人とペガサス、ギリシャ神話より ペガサスに乗って怪物退治に向かう姿
躍動感溢れるこの彫刻は 天に向かって高くそびえています。見る角度によって 様相が違って見えるのも面白い。ペガサスとベレロフォンの接点がほんの一部。強風で煽られることはないのだろうかと素人判断で懸念してしいます。
広大な回遊式敷地に ロダン、ミロ、ムーア等の 巨大な彫刻が 自然と溶け合って120点余りも常設されています。私は,ヘンリームーアの人体を基盤にした 丸みを帯びた優しいフォルムの彫刻が好きです。
今年は特に注目を浴びているのではないでしょうか?このウサギさんたち。ステップを踏んで踊っているようですね。年賀状のデザインにすれば良かった!と、友が言いました。確かに!
ここには ピカソ館があり絵画は勿論、版画、彫刻、そして ピカが晩年になって始めた陶器も沢山展示されています。特に興味深かったのは 最後を連れ添ったジャックリーンの花嫁姿の18枚の銅版画です。

趣向を凝らして 線を加えたり、陰影をつけたりしつつ様々な技法を試しているのですが これをみたとき 現代において、パソコンで画像の加工をしているプロセスに共通点が・・・っと、即座に思いました。

コンピューターでは短時間で出来ますが ピカソの手順では かなりの時間を費やしたことでしょう。

毎年、集うメンバーで 箱根泊。今年は、いつも参加出来なかった友も参加出来、フルメンバー5人。ガールズトークならぬバーバトーク2泊3日。次の旅は九州と約束も出来ました。九州から参加の友が幹事を引き受けて下さり、楽しみです。

覚え書き 小田原での昼食 往路 菜根譚 帰路 開喜にて どちらも喜んでいただけました。