インディアンサマーを思わせる小春日和、きちんとコンサート衣装でドレスアップされた2人に 白いレースのカーテン越しに秋の陽がからんで そこだけが別世界のように輝いていました。
秋は、特にチェロの深い重厚な音色が心に響きます。コラボコンサートは何度もされているそうで 息がぴったり合い、チェロとピアノのかけ合い、バランスが素晴らしかったです。
プログラムは バッハ 無伴奏チェロ組曲、サンサーンスの白鳥、カサド 愛の言葉、ダビドフ 泉のほとりで フォーレ エレジー ショパン 華麗なるポロネーズなどの小品 から チャイコスキーのノクターン そしてショスタコービッチのチェロソナタ。ピアノ独奏ではショパンのワルツop14。
朗々と歌い上げ 静かな情熱を燃やす最後のチェロソナタには チェロの色々な技巧が楽しめる要素があります。グリッサンド、ピチカートなど 生演奏で それも目の前で聴かせていただくと 非常に迫力があります。秋の澄んだ空気に音色が何処までも流れていくようでした。
暗いニュースが多く、将来の我が国を懸念するこの頃、こうして若い人達が 真剣に取り組んでおられる姿を拝見して嬉しくなると同時に 頑張ってね!と、応援したくなります。将来のご活躍をお祈りしています。
毎回素敵な企画をされ、何時もお声をかけていただき 有難うございます。次回も楽しみにしています。