Nitobe Memorial Garden

ここ3週間ほど、アメリカの友人(私よりかなり年上)の容体が芳しくないというメールが入り、頻繁に状況が伝えられてきていました。 先程、穏やかに旅立たれた旨、知らせが入りました。ご冥福をお祈りします。

’behind the 8 ball'(非常に困難な状況)と、言われながらも一月近く頑張り、最期は自宅にて、24時間交代でホスピスケアーを受け、遠くの息子さん達も、それぞれ数日を共に過ごしてゆかれたと言うことです。

息子さんが懐かしい人々や 若き日々の活躍ぶりなどの画像をスライドショーで いつでもみれるように セットアップしベッドのそばに。彼女は、自分に残された時間をきっちりと把握し、感謝の言葉を残して旅立たれたと聞きました。

思い出は尽きませんが 若き日々、テレビのインタビューアーとして活躍し、20世紀アメリカの最も影響力のある多くの人々と出会い、そのエピソードなどよく話してくれました。素晴らしいご縁に恵まれたことを感謝しています。安らかにお眠り下さい。

本日予定していた新渡戸庭園の続きは後日続けます。彼女も大の日本びいきで アメリカで日本家屋を建て、住んでいた時期があります。檜のおふろ、下駄、竹の廊下、そして日本庭園。

本日、まだ訃報を受け取るまえに 新渡戸庭園をトピックに選んでいたのは 不思議な気がします。新渡戸庭園のコンセプトは人生。胎内にいる時から晩年に至るまでをテーマとしています。人の一生を庭園で表現というところも 何か心にきてしまいます。 

UBCキャンパス内にある新渡戸稲造記念庭園