待望のプルマンレッスン

この日、2斤型のプルマンブレッドを 教えていただきました。ここに至るまでに 段階を経ての食パン3ヶ月目。Simple is the best. と よく言われるように 飽きのこない 多様な頂き方を楽しめるパンです。でも、ごまかしがききません。

段階を経て 過去2ヶ月、部分練習をしながらの 今月の集大成とも言うべきプルマンブレッド。 その出来上がったパンをみれば どのような取り扱いををしたか 正直に結果として現れるちょっと怖いパンでもあります。

ニーダーを使ってこねるのですが 水の入れ方一つにしても こねるエネルギーを分散させないように dough(パン生地)の加減を伺いながらとか 出来るだけ生地を傷めないように 手の位置、ガス抜きの力加減など ステップ毎に目から鱗のポイントがありました。本などで読むのとは違った究極のポイント 生地を優しく取り扱うコツを 教えていただきました。

目の届く範囲でレッスンをして下さるので 常に皆の難所をどうしたら改善できるか 解決策をその場でアドバイスいただけるのは 本当に有り難いことです。

今回、特に驚嘆したことは パン生地を如何に均等に型の中で発酵させるかについてのポイントでした。生地の発酵具合によって 4つの丸めた生地の指定席が決まります。生地を入れる手の位置もポイントになってきます。わぁ〜集中しないと出来ないねぇ〜!

サンドイッチブレッドは 昔、焼いたことがありますが 何とぞんざいな取り扱いをしていたのでしょう!何となく食パンという程度でした。正しいパンの形という観念もなかったので 気にもかけていなかったことですが これからは気になります。パンドラの箱を開けてしまったように 知ってしまうと・・・ハードルが高くなってしまいました。

この食パンは 多分我が家では最多登場すること間違いなしです。シンプルだけど 味にふくよかな広がりがあります。噛むほどに・・・クラストは トーストにするとパイのように かさこそぉ〜って 音がするんですョ。

Pullmanは George Pullmanが 発明した寝台車の細長い形に似ているので その名に因み フランスのpan de mieに対して Pullmanと名付けたと言う説があります。

食堂車に保管するのには pan de mieの山型食パンより 場所をとらず効率よく保管できるので 合理的なアメリカでサンドイッチパンとして人気が定着したとか ジップロックはこの四角いサンドイッチに対応して成功したとか{今で言うwin win businessですかね) 真偽の程は定かではありませんが このパンにまつわるお話読みました。

そうそう、それなら 何で未だに サンドイッチに挟むハムは丸いのが多いんだい?っと言う反論も・・・さすがアメリカ人は 論ずるのが好きですね。

こんがりコーンバケットも教えていただきましたが 長くなりましたので又いつか。待望の美味しい食パン、文字通り手取り教えていただき有難うございました。ご一緒の皆様 感動のレッスンでしたね。楽しい時間ありがとうございました。