至福の時

お正月のおもてなし料理デモンストレーションと昼食

薔薇の香のノンアルコールカクテルには floating rose petal。 テーブルセッティングの赤いクロスが温かい年明けの曙のイメージ。明るい良い年を期待してのドリンク。現実離れしたrosy glassesで見てはいけないけれど 希望を持って迎えたい新春。

伝統の御節もいいけれど 趣向を凝らしたスペシャルなメニュー。 溌剌としてユーモアたっぷりのマダム。準備万端手際の良さは目を見張ります。初歩的な質問にも丁寧に答えてくださる。ポンポンポンとテンポがリズミカル。工程がきちんと図式化されている。

お料理のプロの方達も参加されていて 散りばめられたフランス語のお料理の専門語。使わない頭の体操で 熟年の想像力をかき集める私。 何だか場違いのようだけど たのし〜い! 

いためなます
シャキシャキとした歯ざわりの良さは 表面積の大きなフライパンで水分を飛ばしながら。まろやかな酸味は特別なお酢。色白美人のおなますです。お皿を独り占めしたいくらい、幾らでもお腹にはいります。早速我が家の夕食に作りました。友人にもお裾分け。
和風フォアグロ大根
じっくりに含めた大根にフォアグロのソテーを柚子胡椒風味でいただく まさにEastとWest、食材のコラボレーション。フォアグロはお惣菜にはとても調達できませんが 鰤大根というお料理もありますね。ソテーした鰤で試してみましょうか。

クラブチリ
わたり蟹のチリソース。これは言葉がでませぬ。美味しさの余り・・・。蟹の下処理はちょっと面倒なので エビや白身のお魚で代用もできますよとのこと。 

一人分はこんな感じで盛り付けてくださいました
我が家では 鍋物用のかにで夕飯に作ってみました。ソースが白いご飯にぴったり。材料の下準備をしておけば熱々の美味しさをサーブできます。何でも、すぐに試してみたくなるのですよね。でも、最初きちんと作らないと 2度目は億劫になりますね。調味料をそろえないとダメだなぁ〜! 

黒豚ロースの蒸し煮
一晩マリネした豚肉を蒸し、適温になるまで常温で冷ますと さっぱりとした柔らかいジューシーなお味に。山椒風味とゴマ風味、2種のソースでいただきます。

素材そのものの吟味を要します。丁寧な下準備に ひと手間惜しまず きり方にも心される素材の活かし方、目からウロコといえど なかなか真似できません。飾りすぎず テーマのはっきりしたプレゼンテーション、美味しさと美しさ双方の点での美食です。
ココナッツミルクのパンナコッタはお抹茶ソースと小豆のトッピング。日本の伝統的な行事お正月、矢張り和のテイストも。ふるふると揺らめく極限に近い柔らかさ。おもたせはできない その場でいただく人のみ味わえるという限定が贅沢。少しずつ 我が家の食卓用に練習してみたいと思います。間もなくアメリカに戻る娘に 明日はデザートを作ってみたいと思います。

ご一緒させていただき有難うございました。心身ともに栄養を頂き、師走の疲れが吹っ飛ぶ感じです。素晴らしいデモンストレーション、美味しいお食事堪能させていただきました。