第二の人生

*あるカナダ人のリタイア後*
 本日の話題、このにこやかな品の良い男性についてです。滞在しているすぐ近くに あちこちの国から将来のシェフを目指して留学してくるお料理学校があります。若い人も多いのですが 更なる研究のためと既にレストランを経営している人多い。そのお料理学校に併設のレストランがあります。手を抜かない調理や毎回違うメニューはさすがシェフ養成学校です。

目と鼻の先の至近距理、手軽でおいしいので 時々利用しています。 レストランでは生徒さんが勉強のために順番に手伝っています。 この方、どうもこの場にそぐなわない感じ。堂々とゆったりされているのに 馴れない様子です。でもいつもスマイル。一度で用が足りず もう一度聴きに来られたり、運んでくる物も効率がわるそう。その様子がまた可愛いと云っては失礼なのですが。。。マッスルも私もずっと様子を目で追いたくなってしまいました。

兎に角、ちょっと失敗しても自分で自分がおかしいらしく苦笑して首をかしげておられ、私達も気持ちが優しくなってしまいます。『リタイアして新しい道ですか?」と聞くと『本日は私のレストランに出る初日で 今夜surviveできるかどうか わからないんですよ」っと。『シェフを目指しているつもりはなく これを仕事にと思ってもいないのですがね・・・」マッスル君、『じゃぁ 奥さんに美味しいお料理をサーブするためでしょう!」「いえいえ、to all the women in the world!]っと冗談もバッチリ。

リタイアして全く別のことをしてみようと6ヶ月コースのお料理講習をうけ、最終段階、レストランで、どのようにお客様に接するかの仕上げ段階だそうです。日本でも男性料理教室が流行っているそうですね。この方,かなりの要職についておられた方のようです。私達もリタイア生活ですよとの話から とても親近感をもっていただき、何度もテーブルにきて楽しいお話しをされました。イチローのお話しでマッスルと意気投合。

アペタイザーはギリシャ風サラダ、マッスルはオニオンスープ
メイン,私は鮪のソテー,クランベリー入りのソース美味。マッスルは豚肉、とろける柔らかさでジューシー
時々テーブルにきて 話して行かれます。下画像デザート、クリームブリュレの器、日本のお湯のみ茶碗
この方、まだしばらくトレーニングが続くそうなので 帰る前にもう一度行ってみたいと思います。楽しい出会いでした。