めだかのお花見

フォトエレメンツを あちこち試していたら 偶然こんな加工が出来ました。 さて、どのような手順だったか? きちんと勉強していないので偶然が重なってだんだん習得。 下は元の画像

 
3年ほど前、骨董市で手に入れた やや大振りの白い水槽。大きさも深さも申し分ない!ここが我が家のメダカの住処。メダカは代替わりして3代目までが一緒に元気よく泳いでいる。わが家で誕生したものだから、愛着もひとしお。今年生まれたメダカはまだ一センチにも満たないので、小さな養育水槽にいる。この子達が白い大きな水瓶水槽に移る日もそう遠くないだろう。

その水槽に、2種類の水草が元気よく育ち、今、花の時。一つはウオーターポピーという。黄色の可愛らしい花が咲く。近所で、池を埋め尽くすほど育っていたものを頂いてきた。どんどん育ち狭い水面を覆い尽くしてしまう。

もう一つはミニ睡蓮である。葉っぱの濃い茶色の斑点模様がユニークなアクセントとなっている。その華奢でエレガントな葉は、ウオーターポピーの強い繁殖力に圧倒され、水槽の隅に押しつけられそう!そのような環境でも、今年も一つだけだが、睡蓮の白に限りなく近いクリーム色の花をつけた。

ウオーターポピーは一枚の丸い花弁が筒のような愛嬌のある顔をしている。睡蓮の花は直径が3〜4センチだが、威厳とエレガンスを供えおり周囲を圧倒する魅力を放っている。来年は土に肥料を埋めて沢山咲かせてみようとマッスル君。一つ咲かせるのがやっとのこの睡蓮、過剰な期待は可哀想と後ろを向いて言ってみた。

そんな水草のベールを押しのけ、メダカの食事時は大騒ぎになる。メダカたちは先を争うように睡蓮の葉の上までジャンプしながら元気よく食べる。こんな小さな世界の中で3世代のメダカたちは休むことなく元気に泳ぎ回っている。与えられたそれぞれの生命と環境。本当は、こんな水槽でなく自然環境に戻してあげるのが一番だけど・・・人間の生命と環境は誰かに面倒を見て貰うわけにはゆかない。私達自身の責務である。