WBC準決勝

サムライジャパン、準決勝、勝利おめでとう!

第二回となるWBC(ワールドベースボールクラッシクス)が終盤を迎えている。アメリカで生まれたスポーツが10国以上の地域に広がり、世界一を争うワールドカップのような大会になった

第一回大会の昨年、王ジャパンで優勝を飾った日本の2連覇がなるか、楽しみな大会も終盤、明日の決勝戦を残すのみ。 宿命のライバルとも言うべき日本と韓国が 決勝戦を争う、アジアの野球が世界の頂点を極めるなんて・・・!

野茂英雄選手が、アメリメジャーリーグで活躍し始めた90年代の後半まで、日本の野球はアメリカの足元にも及ばなかった。近年、日本のプロ野球選手が 続々とメジャーリーグで活躍するようになり、日本の野球技術は アメリカに見劣りしなくなってきた。それどころか、「柔よく剛を制す」の戦いぶりでキューバアメリカの強力打線チームを撃破してきた。

日本の投手力は一試合、平均2点以下に押さえており、出場チーム中、随一の低失点である。野球は相手に点を与えなければ勝つゲーム。つまり投手力が大切といえる。

日本の投手陣はアメリカ投手のように150キロ超の豪速球で勝負できるピッチャーはいない。しかし、コーナーを丁寧につく投球術は冴え渡っている。巨漢で強力打線の外国選手がタイミングが合わず凡打を繰り返す。まるで、匠のわざの様に磨き上げられた技術の小気味よさを感じさせる。器用で細かいところまで気を配る日本人ならではの技ならばこそ!

ピッチャーが好投しても味方が得点しなければ勝てない。そこで、日本の打線である。ハラハラさせられながらも 決勝まで勝ち進んできた。 結果オーライである。 しかし、打者について細かく眺めると、もっと楽に勝てる試合が度々あったように思う。

マッスル君に言わせれば キーマンはイチロー。 得点圏に走者を置いて 何度かイチローに打席が回ってきたのに、ことごとく凡打を重ねた。 イチローという「ビッグネーム」で無ければ バントを命じるであろう場面で 原監督はイチロー故に バントの指示ができなかったようだ。(それは どうでしょう?と、ひまわり独白)

緻密に勝つための試合をしようにも、カリスマ的プレイヤーの存在が 指導者のリーダーシップを迷わせ、最適なデシジョンを狂わせることになるんだと、マッスル。 イチローを通して日本チームの戦いぶを見ると、組織のカリスマが、力を発揮できない時の組織の危うさを感じたとの事。(何でも結論づけなくても・・・)

ひまわりの独り言 「ハードルが高すぎるよ。 イチロー選手は 前回でも きちんと得点につなげるヒットを打っているよ! その分、若い選手も一丸となって 士気を高め、頑張って良かったじゃない!マッスル君、大のイチローファンだけに期待が大きすぎる!」それにしても 私も、イチロー選手が打者に回ってくると よし!大丈夫と期待するのは否めませんが・・・

ここまで楽しませてくれた選手の皆さん、有難う。 明日は集大成、思う存分ぶつけてください。 

画像は大根シリーズ再びです。 せりと大根のいためもの、お酒とお醤油(私は梅酢)で炒めます。 せりの香と大根のシャキシャキが美味。是非お試しを。