オペラ鑑賞

久しぶりのオペラ鑑賞です。 余りオペラを好まないマッスル君も カナダでのオペラはどうだろうか? ホールは?等 今回は興味を持って鑑賞です。 場所はQueen Elizabeth Theatre。 決してすご〜いと云えるようなホールではありません。かなり老朽化しているし 舞台も狭いので スケールの大きなアメリカの舞台上のオペラとは又違った趣がありました。

エフゲニーオネーギンは ロシアの文豪プーシキンの物語詩を チャイコフスキーがオペラ化。 叙情的で滔々と流れる大河のような雄大さや優雅な旋律のアリアや舞踏音楽、シンプルなストーリー。ロシア語のオペラに英語のサブタイトルだけど ストーリーを知っていたので わかりやすかったです。 

インドでの同時テロ惨事など不安定な現時代には ちょっと時代錯誤を感じてしまうようなストーリーですが だんだん 歌手の方々の声量もなめらかさも 幕場が進んでいくにつれ素晴らしく 最後の見せ場でのタチアナの心の葛藤、オネーギンの嘆き場面よかったです。脇役の乳母役の演技が細やかなところまで配慮がなされていて適役でした。 相対的にこじんまりまとまった楽しく鑑賞できたオペラでした。でも、オペラはやはりヨーロッパで観たいです。

続々と入場。ロビーでカクテルを楽しんだり、コーヒーを飲んだりしつつ開幕まで待つ人であふれていました。アメリカやヨーロッパのように きらびやかなドレスを着ている人は余りなく 控えめなドレスコードで落ち着いていました。 ちょっと美しく着飾った方々を楽しめる目の保養も期待していたのですが・・・

駐車場は地下にもありますが 近くの会社のビルの駐車場が退社後公演があるときは解放されるようです。6ドル均一料金でしたから手頃です。

ホール内の画像。 ひとたび着席すると 出られないくらい横にずらりと席が並んでいます。 しかし、中の方の席は 早めに座らないとこれまた着席しづらく タイミングが難しい。 オペラは、いつもなるべくよい席でみたいと思います。 コンサートは 後ろの方でもいいけれど、、、。ベストシートでも1万5千円(今、円が強いので)くらいだったので 日本の3万4万円と比べるとずっと鑑賞しやすいですね。