Sunrise

シカゴ発、朝6時の飛行機でシンシナティへ。 乗り換えてデンバーに到着したのは9時半過ぎ。 アメリカ大陸は広いので 東、中、西と1時間ずつの時差があり 承知していても 途中で混乱してくる。 飛行機に乗った時間帯にしておくと 乗り換えるときに、どっちだっけ?だんだん、臨機応変に対処できなくなり、二人でこの頃は確認し合う。

飛行機から見える雲がうっすらとほのかな光を含み 特別な空のショーをみているようだ。 ただし、あっという間に 太陽は磁石に吸い付けられたかのように顔を出し,まぶしくて直視できなくなる。  
[ デンバー空港で友人夫妻のにこやかな笑顔での出迎え。 米国南部在住の折、色々な活動を共にした友人。昨年、子供さん達の住むデンバーに、南部の大きな家を処分して 越してこられた。 ここでも半分にダウンサイズしたといわれても70坪くらいで大変ゆったりとしている。 3日間泊めていただき 毎日、色々なところを案内してもらったり 次々と楽しい話題にあっという間に時が過ぎてしまった。   

窓から見えるロッキーの山。 数ヶ月前は これらの家は建っていなかったので もっと風景は楽しめたそうだ。 大変な勢いで建築が進んでいる地域。 住人は 殆どがかなりの年配の方達で 互いに助け合って 南部に住んでいたときのような気を張るような集いはなく それぞれが ある物を持ち寄って集うなど非常に気さくで楽しいとのこと。

私達が到着するなり ちょっと最初にスケジュールを決めましょ・ 何がしたい? 何を見たい? 部屋の温度は何度くらいに いつもしているの? 私達は貴方たちが楽しんでくれるのが最大の願いだから・・・部屋の温度というのは かなり西洋人とは違いがあり、夏などは冷房がきつすぎてびっくりすることがある。 私達の温度にあわせてもらったら 最初の夜は 窓を開けて寝たそうで ちょっと反省。

軽く早めの昼食をすませた。(手際がいい!)無理をせず 自分たちが美味しいと思う市販の物に ちょっと手を加えてあっという間にテーブルが整う。 温かい物は お皿まで温めて。 冷たい物は冷たく そしていつの場合もたっぷりのフルーツが食卓に 食べやすいように切って添えられる。大勢の家族の集い、数えられないくらいのパーティをこなしてこられたので 側でちょっと手伝うこと,そのものが学びの場でした。 長くなるので続きます。 明日はパソコンがつかえないので 2日ほど後になりますが またお訪ね下さい。
コロラドに工場をもつオーガニックの紅茶の会社Celestialを見学が 到着後の最初のコース。 恐らく友人夫妻は 来客の度に来られているはずだが 来る度に新しいことを学んで帰れるから・・・っとの優しい言葉。 

会社の歴史や 生産過程 ハーブを採集する場所や契約農家などのビデオをみて 工場での各工程見学。 頭にキャップをかぶって髪の毛が落ちないように見学する。 ミントの収納庫にはいるとその強い香りに鼻がむずむず。 余りにも強い香りのため 単独の収納が必至だそうだ。 

それにしても工場内は あらゆるベルトコンベア式の機械がものすごい騒音をたてている上 賑やかな音楽が鳴っていて こんなところで一日中働いているとどうなるだろう?と ちょっと気がかり。 見学の終わりは お土産屋さんにつながっていて それはそれは楽しい紅茶にまつわる商品がクリスマスの準備時期とかさなり カラフルなアイデア商品がいっぱい。

左画像は ティバッグの袋で作られたドレス。 Celestialでは その袋の絵にもこだわりを示していて 今ではクリスマスバージョンが出回っている。 日本でも販売されている会社の製品なので ご存じの方も多いと思いますが いかがでしょうか? 

様々なオケージョンに送られるカードは 今のようにインターネットが普及しない時代は 気持ちを伝える手段として頻繁に活用されていた。 今でも減少したとはいえ カードばかりを取り扱う専門店も健在。 あるカード会社のオーナーはビジネス大成功で巨万の富を得、そのお礼にと 美術館をたて 彼のコレクションを無料で鑑賞できるようにとの計らい。 何と殊勝な方がおられるのでしょう! 庭に設置されている置物も 一つ一つユニーク。 館内には 相当なコレクションが展示されていて 箱根のふるさと集蔵館をおもいだした。

このような街で育つ子供達は 豊かな文化資産と 街全体でそれを大切にしていこうという雰囲気の中で 無言の情操教育がなされるのではないかと思ったしだいである。

廃物利用の,言わばリサイクルでできた馬のオブジェ。 金属製品を収集しているある女性アーティストの作品。 近所の人が それこそあらゆる金属の廃品を彼女の庭に持ち込み(寄付?)長年の収集金属から出来た作品。何とそれぞれのパーツがピッタリと収まっていることでしょう! 台所用品あり、自転車の部品、訳の分からないもの、その他色々・・・・!

この後、街をグルッとドライブして案内していただき 夜はマッスル君ファンのフットボールをテレビ観戦。 早朝から移動したうえ 余りアメフトを理解できない私はお先におやすみなさい。