季節を食す

鮮やかな黄色の菊、 この時期になると 菊の黄色とシラスの白でお寿司を作ったり、酢の物や 菊花がゆが、リタイア後の秋の食卓にのぼるようになりました。 日本の文化には以前にも書いたと思いますが 花を愛でて 花の精のオーラを浴び 着物の模様に季節折々の花を流れるように配し 生活に取り入れる習慣があります。  

気さくな友人が 淡路島からのおみやげと 見事な玉葱をもってきてくれたので その夜は二人ともシングル同士、ヘルシー夕飯を作り季節の菊とシラスのお寿司、野菜の天ぷら少々、さんまの塩焼きと この頃頻繁に登場するイチジクのサラダで 止め処も無く話しながら一緒に夕飯を食べました。 

まだまだ現役で活躍中のご夫妻、病院経営もこの頃 色々政策が変化するので大変なようですが 薬剤師でもある彼女は いつも元気溌剌。 私より年上なのに・・・

その彼女、この菊は「もってのほかって言うんだった?」「ちがうよ。 もってのほかは 赤紫の菊のことだよ」「そしたら この黄色い菊は なんて言うの?」私、返事に困りまして・・「う〜んと、食用菊!」嘘ばっかり! 

後日、彼女が長野に行ったとき 黄色い菊は 「おもいのほか」って言うらしいよと 聞いてきてくれました。 思いのほかおいしいから 「おもいのほか

赤紫の「もってのほか」は もってのほかおいしいからとか 菊の御紋のその菊を食するとは 「もってのほか」だからとか・・・どちらかなぁ〜?

いただいた玉葱、適当に切って 皮ごとオーブンでオリーブオイルを少しかけて焼く事15分(温度が高すぎか、焼きすぎで焦げてしまいました)それはそれは 甘くて美味。 これ全部一人でいただきました。 やめられない。 食べる時に ハーブ塩をちょちょっと つけるだけ。 お試しください。 チットしっかりした玉葱でね。
ある日のひとりごはん
 冷凍にしておいた黒豆ご飯チーン。ニシンを焼いて大根おろしで、朝の人参ジュースの絞りかすを柚子胡椒で炒めて、そして もってのほかの酢の物。 ニシンは お魚屋さんで どこかのおばさんが「私は北海道育ち、このニシンを焼いて 大根おろしで食べるとおいしぃよ〜〜〜〜」っと 誰かとお話されていたのが聞こえたから つられて買ってしまいました。 まあまあでした。(笑)赤い飲み物は 紫蘇ジュースです。